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ロンドンから日帰りでオックスフォードに往く
オックスフォードはロンドンから約100キロで日帰り旅にちょうどいいところです。ロンドンからオックスフォードまで電車で片道約1時間、バスで1時間40分から2時間ほどかかります。
London
Paddington
電車は Paddington 駅で乗車します。事前に www.thetrainline.co.uk で切符を買うと割安で座席指定も無料で行ってくれます。もしオックスフォード以外にロンドンを起点にケンブリッジやカンタベリーなどイングランド南東部へ行くのであれば、ラッシュ時以外の電車運賃が1/3割引になる、1年間有効で£20の Network Railcard を買うのも一つの案です。当日、駅の窓口あるいは自販機で買うと10時以降の電車であれば往復£19で Network Railcard があれば£12.55となります。駅からカレッジ群まで徒歩15分ほどです。
一方バスですが、 Stagecoach 社の赤の2階建てバス Oxford Tube と Oxford Bus Company 社の緑色の Oxford Espress (X90) が競合していて、日中であれば数分おきにロンドンから出発します。両社とも無料の無線インターネット接続があります。一般的にサービスがよく本数の多い Oxford Tube を選ぶ人が多いです。 Victoria と Marble Arch では両社のバス停があり、その先は Oxford Tube が Notting Hill Gate と Shepherd's Bush に停まり、 Oxford Espress は Baker Street に停まります。料金は2社とも同額(一般£15;学生£12)なので、ロンドンの宿泊先から一番近いバス停を選ぶと楽です。例外として1週間前ほどから乗車日と時間さえ決めておけば Stagecoach 社のウェブサイトの www.megabus.com でかなり安く時間指定のバス券が買えます。でも指定されたバスにしか乗れないので注意してください。オックスフォードについたら High Street / Queen's Lane か終点の Gloucester Green で降りると便利です。
車の場合、高速道路 M40 から A40 でオックスフォードに行くことができます。自家用車の市内への乗り入れが規制されており、郊外 Park and Ride に駐車して路線バスに乗るのが効率的です。また日系の旅行会社の観光ツアーに参加して、オックスフォードとシェークスピアの生まれた Stratford-upon-Avon 、 Blenheim 宮殿や Cotswold 地方をまとめて行くこともできます。時間に余裕がない場合にはこの方が効率がいいかもしれません。
オックスフォード観光(カレッジ・図書館見学)
Broad Streetにある
観光案内所
Carfax Tower
オックスフォード大学というのは、カレッジ・学部・図書館の集合体のようなもので、ある場所にすべての建物が揃っているわけではありません。「オックスフォード大学はどこですか」と訊かれたら答えるのに窮するわけです。 Christ Church のように有名で観光客が多く訪れるカレッジもあれば、1960年代の無機質なコンクリートで建てられたのも多数あります。 Christ Church 、 Magdalen 、 Merton 、 New College といったカレッジは大きく、古い建物があり、観光する価値があります。ハリー・ポッターの映画の撮影場所ともなった Christ Church は人気があり、年中入場料を支払わなければいけません。
どのカレッジにも当てはまりますが、特に Christ Church の場合、昼食の時間を避けてください。食堂が使われていると見学できません。 Magdalen は夏期の間入場料を徴収しますが、秋から春にかけては無料の場合が多いです。他のカレッジはまちまちです。また最近は過激な動物愛護団体による大学への抗議行動があり、物質被害を心配するカレッジはかなり神経質なので、「観光お断り」という場合もあります。カレッジ見学の際のマナーとして、 private と札が立っている先に進まないのはもちろん、あまり大声を出さない、そして芝生に入り込まないの2点を留意してください。カレッジは勉強はもちろん、学生寮で生活の場でもあります。芝生はどちらかというと観賞用です。カレッジ付属の教会やチャペルは実際に礼拝の場として使われていますので、それなりの配慮が求められます。
観光客が見学できる時間が限られていることが多いので、オックスフォードにいるガイドと一緒に観光するのが手っ取り早い方法です。オックスフォード市の観光局の公認でブルー・バッジと呼ばれる資格を持つガイドが信頼できます。ロンドン同様、2階建ての観光バスが走っていますが、高いわりにあまりカレッジを見学することもできないようです。
カレッジのほかには、High Street にある聖マリア大学教会 (University Church of St. Mary the Virgin) の尖塔に登ることができます。景色は抜群ですが、体力が必要です。高さはすこし落ちますが、大学図書館 (Bodleian Library) の隣にある Sheldonian Theatre にも展望台があり、カレッジの尖塔群を見ることができます。特に天気が悪いときには、 Sheldonian Theatre のほうがいいでしょう。
オックスフォード:地図
バス停や駅のほかに i は観光局、青が Christ Church, Magdalen カレッジの入口、赤が観光に値する教会や建物、カクテルグラスがパブでコーヒーカップがカフェの位置をさしています。
オックスフォード観光(美術館・博物館)
カレッジのみならず、オックスフォードには幾多の博物館や美術館があります。もっとも有名なのは Ashmolean 博物館で、町の中心部にあります。考古学関連から絵画まで幅広い展示物があります。また人類学の分野では Pitt Rivers 博物館があります。 Christ Church 見学のときには、カレッジの絵画館に足を運ぶことをおすすめします。
昼食・パブ
The Bear
イギリスといえば、不味い食事、と思われがちですが、一回はパブで食事をするのも趣きがあります。学生の多くいるところには必ずたくさんあるパブで、オックスフォードも例外ではありません。何軒も伝統的な雰囲気を保ったパブがあります。学生・観光客に人気のあるパブは、小路の奥にある Turf Tavern 、 King's Arm や Bear などです。また、『指輪物語』のJRRトールキンと『ナルニア国物語』のCSルイスが文学討論グループ『インクリングス』の他の会員と集まった、 St. Giles にある Eagle and Child も有名です。ビールですが、ラガーよりはイギリスのエール(ale)かビター(bitter)を是非試してみてください。食事のほうですが、フィッシュ&チップス、ソーセージとマッシュ・ポテトや牛か羊のローストなどが定番です。
午後の紅茶
オックスフォードはイギリスで最初のカフェが開いた町で、 High Street にある Grand Cafe と Queen's Lane Cafe が「イギリス初」を名乗り、宣伝しています。 Grand Cafe はどちらかというと高級感があり、昼食もできるしゃれたところですが、割高というわけではありません。コーヒー・紅茶は常に何種類かおいていて、スコーンやケーキも多くあります。ほかには Old Parsonage Hotel が優雅なところで、夏の間は特に外で(アフタヌーン・)ティーを楽しむことができます。いつも学生が多くいるアイスクリーム中心の G&D's もお勧めできます。もちろんチェーン店のスターバックスなども町中にあります。
散歩
Punt
天気の良い日には、散歩もお勧めします。 Christ Church の観光客用の入口の前に広がるのが Christ Church Meadows で並木のところを歩いていくと、オックスフォードでは Isis と呼ばれているテムズ河畔にでます。牛が放牧されていたりと結構のどかです。またこのあたりに各カレッジのボート・ハウスが並び、時間帯によっては、カレッジのボート部が練習しているのを見ることができるかもしれません。年に数回、大学内のカレッジ対抗の競技があります。また春から秋にかけては punt と呼ばれる竿で操る小さな平底舟を借りて川遊び(punting)をすることもできます。最初は平衡感覚を保つのに戸惑うかもしれませんが、慣れるとそう難しくありません。もちろん川に落ちる人もいますので、注意してください。シャンパンとともにイチゴに生クリームを持ち込むのもいかにも時代錯誤と上流階級が錯綜するオックスフォードらしいです。
Magdalen College の裏にある庭園も散歩にはいいので、カレッジ見学と兼ねることもできます。Deer Park と呼ばれて鹿が放し飼いになっている部分もあります。もちろん餌付けはいけませんが、身近に鹿を見ることができます。
土産屋
観光地なので、大学のロゴなどの入ったオックスフォード関連の商品が置いてある店は High Street と Broad Street に多くあります。どの店も価格は似たり寄ったりというところでしょうか。 High Street に大学の公式の店があります。また数軒となりにオックスフォード大学出版局の直営店もあります。 University of Oxford と大きいロゴが入っている商品はロンドンや飛行場でも手に入るので、カレッジのロゴ入りのものを購入することも一案かもしれません。日曜日の開店時間には規制があるので、午後4—6時の間に営業を終了する店がほとんどです。
じっくり観光派:宿泊先
オックスフォードをじっくり、あるいは Blenheim 宮殿や Cotswold 地方をまとめて観光したい場合にはオックスフォードを起点にすると便利です。イギリスのホテルは高いのが難点ですが、オックスフォード駅のすぐ隣にあるユース・ホステルは比較的新しく、立地条件もよいので、候補の一つとなります。町の中心部にあるホテルは高いですが、払うだけの価値があると聞いています。
もし時間と金銭的な余裕があり、ヨーロッパ一流の優雅で洗練された雰囲気を満喫したい場合には、郊外 Great Milton にある名シェフ Raymond Blanc 氏の経営するホテル・レストラン Le Manoir aux Quat' Saisons(日本語版ウェブサイトもあり)がおすすめです。