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ブログ懐疑論 
作成2007年4月24日:最終更新2008年7月3日
ブログという比較的新しい体系のインターネット利用について懐疑的な立場にいるが、それでも新しくブログを開設したことについての理由を述べる。
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最近このサイトに付随する形でいくつかブログを開設した。ブログは備忘録あるいは更新録として、補助的役割を果たすることができるか、実験的な意味合いを含めて始めてみた。これまでブログというネット上の存在について、どちらかというと懐疑的だったし、未だに完全にブログに移行する気もない。別にインターネットという世界に無数と存在するブログに書かれている内容が悪いということではない。無論玉石混淆でネット上にはつまらないブログもあるが、つまらないウェブサイトや本も多くあるので、とくに問題視していない。ご覧の通りこのサイトだって碌なことは書かれていない。

最終的に私にとってブログの問題は、どれだけ自分が内容とウェブサイトがどのように表示されるかという意味での「外観」を所有し管理しているか、という点だ。このサイトのように、いわば電子空間の一部を「買って」所有し、自分で好き勝手なことを書き、 HTML CSS を使い自由自在に見た目を変えることが、ブログでは儘ならない。これはまだウェブページ、ブログやプロフが今程溢れていないときから、趣味でウェブサイトを制作してきたことで、内容を書くのもあるが一からテキスト・エディタを使い「作る」ということにも楽しみを覚えてきたため、なにか自動的にすべて行ってくれるというところに時代錯誤的な抵抗がある。もっと高度なプログラムを使いこなせれば、コメント欄などを作成することもできるだろうが、そうなると「趣味」の範囲を超えてしまう。それにブログというのは、短くとも頻繁に書き込まなければいけないような雰囲気が漂う。上手くもないが文章を書くのに時間を費やす者としては、とてもできることではない。

「所有」と「管理」を強調したが、それには理由がある。言論の自由は絶対ではなく責任を伴うという考えなので、違法行為を行うことはない。またウェブ上で削除することは可能とはいえ、一度載ったら何らかの形で永久には言わなくても長い期間電子空間の片隅に残ってしまうことを重々承知しているし、実名を出しているで書かれていることの違法合法を問わずネットの匿名性に隠れることもしない。これは書くことに対して責任をはっきりさせるためだ。だからブログという場所とプログラムを提供している会社に、書いた内容を削除されるという心配はしていない。しかし、その可能性があること自体、偏屈なので気にしてしまう性格なのだ。利用規約を読むと削除権を会社が握っている。いくつかのブログの利用規約をつなぎ合わせると、会社の誰かが「不適当と判断する場合」や「問題があると判断したコンテンツ」に対し利用者の「承諾を得ることなく、かつその理由を・・・説明することなく」「変更・非表示・削除等の処置」を行ったり「削除する権利」を有することが判明する。

上記のように好きになれないブログだが利点も多い。まずコメントを受け付けることができる。これはやはり画期的なことだ。ウェブサイトという一方的に情報を流すあるいは意見を書く、といういわば話し手と聞き手という役割がはっきりとしていたのが、会話あるいは対話という形が可能になった。トラックバックや他のサイトとの連繋も便利だ。存在する膨大な量の情報を素早くそして確実に繋ぐという情報化社会にとっては不可欠だ。大抵情報は関連付けられる事によって有益度が増す。情報を発信することのみに価値があるのではなく、情報とは交換しあうことによってより価値が増すということだ。

これからどのようにブログとこのサイトが相互補助という形で有意義かどうか見てみたい。また結果やブログに対する考えが変われば、また書き足したり書き直したりするつもりだ。

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