作成2008年7月22日
なぜかケルンを好きになれない
昨日ドイツより戻ってきた。これまでドイツには何回も行った事があり、ベルリン・ハンブルク・フランクフルト・ミュンヘンなど主だった都市はもちろん、留学したことのあるマールブルク・ベルリン・グライフスヴァルドを拠点に結構田舎や小都市を訪れたことがある。極右極左両方が混在する旧東独地域を含め、独語ができるため私にとってドイツは大体気持ちよく過ごせる国だ。ただ例外がある。ケルンだ。完全に個人的な偏見だろうが好きになれない。
美しい大聖堂の隣に駅を建て、周りをコンクリートで固めたせいかもしれない。ハンブルクのように水と木を上手く使っていないせいかもしれない。ミュンヘンのようなおおらかさ、ベルリンの美術・芸術・音楽やドレスデンの幻想性がないせいかもしれない。またただ単に不運だっただけかもしれないし、そう願うところだが、ケルンでは所謂「典型的ドイツ人気質」の悪い部分だけが目立つ人間に会ってしまう。つまり頑迷固陋・狷介固陋、他人を小馬鹿にし、厭味としか聞こえない皮肉を放つのだ。このような人間はドイツの他の町ではほとんど会ったことがないので、余計に残念だ。またどうしてそこまでいかに自分とケルンという町が優れているかということを強調しなければならないのだろうか。まるで他の都市に劣ることを認めたくがないため呪文を唱えているようだ。実際、美術館や博物館など文化や学問の面で必ずしも優れているとは言えないし、町の雰囲気も決していいとは思えない。あと街の中の歩く人の速いこと、皆せっかちなのだろうか・・・
ブリュッセルからドイツ方面に向かうと、どうしてもケルンが電車の乗り換えの場所となる。いつの頃からそれが少し憂鬱になってしまった。ここまで偏見で凝り固まってしまうと、ケルンとケルン人の悪いところだけを探してしまうだろう。次回ケルンでそのような偏見がなくなるような出来事があることを願いたい。