ロンドン観光案内

ロンドンを川から空から

ロンドン・アイ > テムズ・クリッパーズ > エミレーツ・エア・ライン > ザ・ヴュー

このルートはロンドンをちょっと違った視点から見ることを念頭にしている。ザ・ヴューからロンドン・アイに向かう、逆のルートも可能であり、また1ヶ所あるいは2ヶ所に行くだけでも良い。ロンドン・アイとザ・ヴューの入場は時間制のため、また当日券には限りがある場合があるので、事前にインターネットで予約した方が良いだろう。そして、事前購入だと、割引料金が適用され、やや安くなる。なお、3ヶ所いずれも高い所からロンドンを見渡すので、高所恐怖症の人には向いていない。どれだけ各地点への移動に時間の余裕をもたせるかにもよるが、ほぼ1日かかると考えた方が良い。

ロンドン・アイ

まずスタート地点は大観覧車のロンドン・アイで、テムズ川の南岸にある。最寄り駅は、地下鉄ジュビリー・ノーザン・ベーカールー線が停まるウォータールー駅だが、ディストリクト・サークル・ノーザン・ベーカールー線が停まり、トラファルガー広場にも近いエンバンクメント駅、またはジュビリー・ディストリクト・サークル線ウェストミンスター駅から、橋を渡って行くこともできる。ロンドン・アイは一周するのに約30分ほどかかり、135メートルの高さに達する。ほぼ真下に国会議事堂であるウェストミンスター宮殿が見える。

London Eye: Tickets and Prices | 購入や値段について

テムズ・クリッパーズ

ロンドン・アイを乗り終わったあとは、船に乗る。ロンドン・アイに船着場があり、ここからノース・グリニッジに行く。天気が良ければ、船の後部に陣取ると良いだろう。ロンドンを川から見ることになる。まず後ろに国会議事堂のウェストミンスター宮殿があり、そのあと、進行方向左側のテムズ川北岸に、セント・ポール大聖堂やロンドン塔など、ロンドンの観光名所が見える。タワー・ブリッジを潜ると、スピードが上がり、そのうち進行方向左側には、高層ビルが多く建つカナリー・ワーフが現れ、右側には、帆船のカティ・サーク号、旧王立海軍学校、そして丘の上にはグリニッジ天文台が見える。ノース・グリニッジにはO2アリーナがある。特にタワー・ブリッジの後は、速度が上がり、結構揺れるので、乗り物に弱い方は注意が必要。ロンドン・アイからノース・グリニッジまで40分ほど。乗船券は窓口あるいは係員から購入する。オイスター・カードを持っていると、若干安くなる。

Thames Clippers | 路線図や運賃情報など

エミレーツ・エラ・ライン

エミレーツ・エア・ラインはテムズ川を渡るロープウェイで、カナリー・ワーフや五輪スタジアムなどを見渡すことができる。ノース・グリニッジから往復するのが、一番良いだろう。テムズ・クリッパーズ同様にオイスター・カードだと、運賃はやや割引となるが、ロンドンの交通ゾーン適用外なので、別途運賃を支払うことになる。地下鉄の駅にあるような改札口があり、オイスター・カードを読み取り機に近づければよく、別途切符を買う必要ない。15秒ごとに出発し、ロープウェイの客車は10人乗りで、片道約5分ほど。落雷や強風の危険性がある場合は運行停止あるいは運休となる。

Emirates Air Line | 運行状況や運賃情報など

ザ・ヴュー

ロープウェイで往復したあとは、ノース・グリニッジからロンドン・ブリッジまで地下鉄ジュビリー線で移動する。ロンドン・ブリッジはノース・グリニッジから4駅目で、8分ほど。高層ビル『ザ・シャード』にある展望台の『ザ・ヴュー』はロンドン・ブリッジ駅に隣接するので、迷うこともないはず。展望台は高さは244メートルで、高速エレベーターで30秒で到着する。

The View from The Shard

備考

例えば船やロープウェイが苦手という場合は、ロンドン・アイからザ・シャードまで、地下鉄ジュビリー線でウェストミンスターからロンドン・ブリッジに行ったり、天気が良ければ、テムズ川南岸を歩くこともできる。できれば、時間には余裕を持たせたいところ。ロンドン・アイやノース・グリニッジ近くに飲食店もあるので、カフェなどで時間を潰すこともできるはず。また、ロンドン・ブリッジ駅近くに Borough Market という食料品市場がある。