ロンドン散歩日記

イザベラ・プランテーションの躑躅・皐月・石楠花

昨日のロンドン、雨が降り頻っていた。気象現象による災害の恐れがある場合、日本では気象庁が注意報・警報・特別警報を発表するが、英国でも同様に Met Office が yellow, amber, red の3段階に分けて注意を喚起する。ロンドンや英国南部には yellow warning of rain つまり「大雨注意報」が発表されていた。ほぼ一日中ほぼ絶え間無くしとしと降っていたが、大雨と呼んだら大袈裟だったような雨。今朝は靄。

ロンドンは霧の都・雨の街などと言われることもあるが、今朝の靄・昨日の降雨は久し振りだった。通り雨こそあったかもしれないが、ここ一週間ほどは、天気が非常に良くて、気温も上がり、日差しも強く、春というよりも夏のような日和が続いていた。今年の1・2月は暖冬だったが、4月は一時期寒く、花の開花期間がずれたためか、今のところ、椿・木蓮・八重桜・ブルーベルが咲いている。そしてこの季節、リッチモンド・パークの中にあるイザベラ・プランテーションに頻繁に行く。ウィンブルドン・コモンを横切って、リッチモンド・パーク内に入っては坂を登るので、歩くのが遅いせいもあるが、家から小一時間かかる。目当ては躑躅・皐月・石楠花。

リッチモンド・パーク内のイザベラ・プランテーション(庭園)で撮影した躑躅の写真

野暮な人間なので、どうも植物を上手に判別できない。勉強不足だし、花を賞でるような豊かで風流な心は、残念ながら持ち合わせていない。ただ写真ばかり撮っている。一見でどの花かすぐに分かる人は、常々「すごい」とうらやましくも感心してしまう。

躑躅と石楠花の区別はつくが、躑躅と皐月となるとややこしい。そして日本語では、アザレアまたはアゼリアを西洋ツツジとして別の品種とみなす。英語でツツジ科ツツジ亜科ツツジ属は、学名として Rhododendron だが、一般的に rhododendron というと石楠花を意味し、アザレアはもちろん躑躅と皐月全てが azalea となる。検索エンジンで「石楠花」の画像検索をしたら、どうも違う花の写真が出た。これは、コンピューターやブラウザの利用言語が英語なので、漢字で検索すると、日本語だけではなく、中国語の検索結果も表示されるため。中国語で「石楠」は「オオカナメモチ」のこと。混乱してきた。

これからちょっと時間をかけて、イザベラ・プランテーションで撮影した写真を、いろいろと編集して掲載するつもり。躑躅と皐月は、便宜上すべて「躑躅」として、石楠花と区別しよう。そして、次に晴れた日、時間があれば、またイザベラ・プランテーションまでゆるゆる散歩をしよう。