ロンドン日記

路上生活者と犬

朝晩めっきり冷え込むようになってきたロンドン。路上で生活する人たちは大変なはず。慈善団体の炊き出しや夜を過ごせるシェルターがあるが、それでも夜遅くに街から帰宅するとき、店や住宅の前に段ボールで寒さをしのごうとする人たちの姿を多く見かける。ここ数年の傾向として、ロンドンの路上生活者が増えてきているような気がする。

スーパーの前でストリート新聞 The Big Issue を咥える犬(2017年6月10日)

路上生活者の中には、自立の支援をするストリート新聞の The Big Issue を売ったり、犬と一緒に行動する人が結構いる。例えば6月10日に撮影したこの写真。繁華街ピカデリー・サーカス近くのスーパーの前で、犬が首飾りをかけて The Big Issue を咥えていた。

先日見かけた路上生活者の男性、犬と一緒に歩いていた。その犬はふわふわとしたポメラニアンだった。雑種犬や見た目はどちらかというとちょっと怖そうな犬が多い中、目立っていた。このギャップは、強面のお兄さんが大事そうにチワワを抱えているのと似ているだろうか。ポメラニアン特有の愛嬌のある歩き方でてくてく、横断歩道ではこの男性を見上げては「にっ」と笑いかけていたような。

人も犬も路上で生活を余儀なくされることが減ればいいのだが。