ロンドン日記

子羊すね肉のキャセロール

ここ数日は晴天続き、何やら春めいてきたロンドン。しかしこれはまだ寒かった先週末の話。少し大きめのスーパーへ行って買い物をした。なぜか特売品や見切り品でないと、損をしたような気がする。特売や見切りで得をするのではなく、そうでないと損だという、貧乏性吝嗇症候とでも呼べるだろうか。

精肉コーナーで安くなっていたのは lamb shank こと子羊のすね肉。この週末、寒波は去ったが、未だに中途半端に嫌らしく寒い英国の冬の天気が続いていた。冬なら鍋とばかり、野菜をたっぷり使って煮込もうと思い立った。野菜をそれぞれ買って、下準備するのも面倒なので、ただ鍋に突っ込むだけで済む野菜を一袋。

野菜は羊の固形コンソメを溶かした湯とともにキャセロール鍋に。野菜の他には大蒜・オレガノ・ローズマリー・月桂樹の葉・胡椒を加えた。すね肉は短くグリルパンで焼き固めた。表面に焦げ目がついた肉を野菜の上に乗せ、蓋をして、1時間半ほど電子レンジについているグリル機能で熱した。

いくら好物とはいえ、大蒜を多く入れすぎたようだ。それでもまあまあの味。少なくとも、身体は温まった。3日間分になるかと思っていたのだが、結局2日で食べてしまった。野菜があったとしても、これでは太るもの。