ロンドン日記

ウィンブルドン開幕前日

明日2019年7月1日、ウィンブルドン選手権が始まる。今年もできれば観戦したい。毎年のように会場に足を運んで試合を観ているのだが、ここ数年怠けていて、きちんとした観戦記を書き上げていない。スポーツを生で観戦すると、どうも感動や刺激が大きすぎてか、十分に言葉にできないせいもあるが⋯⋯。

昨日土曜日はかなり気温が高かかった。今日の気温は若干下がったが、日中の陽射しは引き続き強かった。天気予報によれば、明日からは快適な温度で晴れ間がのぞくらしい。ちょうどよいテニス日和と言ったところ。会場に最寄りのロンドン地下鉄駅サウスフィールズから当日券の行列ができるウィンブルドン・パークまでは幟や路面に貼られた案内に従えばよい。

毎年恒例なのだが、開幕前日からウィンブルドン・パークでテントを張って、ウィンブルドン選手権初日の当日券を求める熱心なファンの姿が。もし数に限りのあるセンター・第1コート・第2コートの当日券(それぞれ約500枚ずつ)を確保したいのなら、前日から並ばないといけない。この光景は第2週の男子準々決勝まで続く。このような天気なら、ちょっとしたキャンプ気分になるだろう。しかし一晩ウィンブルドン・パークで眠り、朝早く起床し、遅々と動く行列で何時間も過ごし、そのあとテニス観戦を楽しむのだから、相当な体力と気力を要する。私のようなぐうたらな人間には無理な芸当。中にはテントで前日から並ぶことを繰り返す強者もいるらしい。そこまで熱心になれるのは「凄いことだなあ」とひたすら感心してしまう。

ちなみに今年のウィンブルドン選手権のチケットの値段は以下の写真にある通り。昔は当日券は現金のみで購入できたのだが、現在はカードでの支払いも可能になった。