英国は物価が高いのか安いのか分からないときがある。欧州連合離脱を控え、ポンドが安くなっているので、日本円で日本の物価を物差しにすれば、最近は物価安になるだろうか。
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時々スーパーで特売になっていて、どうしてそんなに安く販売できるのか、不思議に思ってしまう品がある。最近ではパイナップル。高級スーパーに属する Marks & Spencer で1個65ペンス。執筆時のレートで1ポンドが129円60銭なので、84円を少し超える程度。コスタリカからの輸入品が、そんな値段で良いのだろうか。他にはアボカドも1玉65ペンス。以前はマンゴー1個やリンゴ4玉も65ペンスで売られていた。
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近世ヨーロッパにおいてパイナップルは高価で高貴なものだったので富と権力の象徴だった。そのため、建築物によくパイナップルがかたどられている。下記は一例として、セント・ポール大聖堂にある燦然と輝く金色のパイナップル。
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この安いパイナップル、味の方はまあまあ⋯⋯ということにしておこう。