ロンドン日記

秋風と新型コロナウイルス感染症の第2波

ロンドンでは昨日今日と気温がぐんと下がり、吹く風もすっかり秋風。昨晩は肌寒くなったので、セーターと掛け布団を引っ張り出した。来春まで仕舞うことはないだろう。これから夜はだんだんと長く暗く寒くなる。

英国で発表される新型コロナウイルス感染症新規感染者数が6千人を超える日が一昨日から続いている。増加の一途をたどっている。また病院への搬送者数、入院患者数、人工呼吸器を要する重症患者数がじりじりと上昇している。専門家ではないが、これは第2波だろう。フランスやスペインでは既に連日1万人以上の新規感染者が発表されていて、英国も近くその大台に乗るだろう。

暖かく日の長い夏とは異なり、秋から春まで屋内で過ごす時間が長くなり、必然3つの密の状況が多くなる。そして冬はインフルエンザ流行の季節。インフルエンザと新型コロナウイルス感染症の症状は似ているので、もしインフルエンザが大流行して新型コロナウイルス感染症の波があれば、大変なことになる。

ただでさえ気の滅入る季節。新型コロナウイルス感染症の他にも、どうなることやらと心配してしまう米国大統領選挙や英国の欧州連合離脱後の移行期間が通商協定なく終わる可能性がある。できれば来春まで冬眠したい⋯⋯。