ロンドン日記

虹とリスと夏空

6月末からちょっと体調が良くなく、頭がぼんやりしていて仕事や作業に普段より時間がかかる日が続いている。ようやく回復して大丈夫だと思ったら、冴えない日が再び戻ってくる。先日かなり集中力を要する仕事があったのだが、本当に疲労困憊した。友人に愚痴を言っていたら、その友人も似たような症状があって、ひょっとしたら新型コロナウイルス後遺症 (long COVID) なのかもしれないと、同類相憐れむ状態に。

外出する意欲もあまり湧かないが、もう何週間も非常に天気が良い。芝生は茶色に化し、土埃が舞っているような。この期間全く雨が降らなかったわけではない。例えば6月30日には少し雨が降って虹がかかった。

虹がすぐに消えて、再び晴れると、リスが気怠そうに木の幹で横たわっていた。実際にリスが気怠いなどということがあるのかもちろん分からず、私が勝手に人間のような感情を投射しているだけだろう。

ここ数日は晴れた上に暑くなり、天気予報によれば今週は最高気温が30℃を超える日が何日もある。空は夏の色で緑と影が濃くなっている。下の写真は一昨日7月8日に撮影した。

来週末にロンドンで最高気温36℃と天気予報にあるが、実際にそのような気温になるだろうか。暑くても湿気はないので、カーテンを閉めて遮光して、風通しを良くすれば、それほど過ごしにくいことはないが、汗かきなのでそんな気温を想像するだけで憂鬱。30℃を超える日、コンピューターに向かって作業をしていると、どうしても汗が出る。扇風機もなく、自然の風任せ。もちろんクーラーなんてない。英国の熱波で厄介なのは陽射しと日の長さ。夏至を過ぎたとはいえ、日没はまだまだ午後9時以降なので、午後8時を回っても強烈な西陽が差し込んでくる。日中の外出時は陽射しの強さで数分でじりじりと焼かれるような感覚になる。

夏バテにならないように注意しなければ⋯⋯。