ロンドン日記

狂い花

ロンドンで全般的に暖秋暖冬の天候が続いているが、2022年12月11日から12日にかけて降雪があったし、ここ数日は連日最低気温が氷点下を下回り霜が降りている。暖かいと油断すると、寒波が差し込んでくるような天気。風邪を引かないようにしなければ⋯⋯。

今回の寒波が訪れる前の2023年1月15日、買い物の帰り道、これまでの暖かさを物語るかのように街路樹の桜が咲いていた。三分咲きには至らず、二分咲きほど。

寒くなったら厚着をするなり暖房をつければ済む人間とは違い、多くの動植物にすれば急な寒暖差は大きな問題で、ときに生死を分けることになるだろう。気候変動でこれから季節外れに花が咲くことがより頻繁に起こるだろうか。