ロンドン日記

クリスマスに七面鳥

「今年はやめておこうか⋯⋯」

クリスマス前は家族や友人にも言っていた。七面鳥のこと。これまで何回も12月24日に見切りで安くなった七面鳥を買っては焼いていたのだが、図体が大きいので、食べきるのに四苦八苦。一人暮らしなので新年まで毎日七面鳥を無理して食べる羽目になり、満腹の日が続き、最後は面倒くさくもなりだいたいカレーにしていた。

しかしスーパーでかなり安くなっていた七面鳥を発見したら⋯⋯誘惑に勝てず、ついつい買ってしまった。約2.6㎏。元の値段は£44.12だったが、値引きで半額以下の£16.77に。ここ最近£1はおよそ180円で推移していて、£44.12は約7942円、£16.77は約3019円。

ただ今回は turkey crown というももと手羽がなく骨付きのむねの部分だけ。調理も楽。付け合せの野菜も特売品や見切りの商品を買った。芽キャベツ15ペンス・人参13ペンス・サボイ(ちりめん)キャベツ36ペンス。それぞれ約27円・23円・65円。

これらの野菜だけでかなりの量で、定番のじゃがいもも買っていたら恐らく全て消費できずに無駄になってしまうので、意図せずまるで炭水化物抜きのダイエットをしている人の食事のようになった。七面鳥と野菜で合計£17.41。約3134円。これで何日分の食事になるので、安上がりではある。

ただソースに使おうとポート・ワイン1本を買った。もちろんソース用にまるまる1本使うことはなく、チーズに合わせたり、デザート・ワインとして飲むつもりで買った。£10(約1800円)という値段。

スーパーのPBで安かったが、ラベルに若く (youthful) 力強い (robust) と形容されていたので、推して知るべし。やはり角があるというか、深さやまろやかさに欠けるところはあるが、完全に予想内というか値段相応の味。多くの産地やぶどうの種類がある赤ワインだと、無知な私には何が味としても値段としても良いのかさっぱりわからない。そして好きではあるが大酒飲みではないので、開けても2週間くらいは飲めるポート・ワインはありがたい。ソースはポート・ワインのほかにバター・ライ麦粉・コショウ・肉汁・バルサミコ酢・月桂樹(ローリエ・ローレル)で作った。塩は肉汁に含まれていた。まあまあなソースに仕上がった。他人に食べさせるのはどうかと思うが、自分で食べる分には十分。

12月26日夕食の時点で7分の3くらいは食べただろうか。この調子であれば、30日に食べ切れると良いのだが。