ここ数週間、疲れと仕事が溜まっている。このサイトの更新も集中力を要さず隙間時間に行える花の写真ばかりに。2025年5月3日土曜日、耐えられない痛みというよりも、どうしても気になってしまい気力と体力をじわじわと蝕む型の頭痛になった。窓の外は晴れ。相変わらず花粉症が続いている。今年は長いような。ただ抗ヒスタミン剤を飲めば大丈夫。外出すれば良い気分転換になって、気が晴れれば頭痛も鎮まるのではないか⋯⋯我ながら積極的能動的に行動しようとする意志に驚き、そして自画自賛して、近くの停留所で次に来るバスに身を任せて街に出かけることにした。
漠然とロンドンの中心部に行こうと思ったが、全くあてもないのもよろしくない。そうだ、ハイド・パークとリージェンツ・パークのバラ園に行ってみよう。さすがに5月初旬なのでバラには早すぎるだろうが、今どのような花が咲いているのか見てみよう。バスに揺られて数十分、地下鉄ハイド・パーク・コーナー駅の停留所で降りた。この日、地下鉄が工事のため一部運休でバスが混んでいて、頭痛が悪化した。
ハイド・パーク・コーナーの地下鉄駅とバス停留所から歩いて数分のところに位置するバラ園では、ちょうどあやめの季節。



いくら好天の日が続いたとしても、5月初頭だとバラはまだ咲いていないだろうと思っていたが⋯⋯。



無論満開からは程遠い状態で一分咲きだろうが、すでに開花していたのには驚いた。気分が朗らかになって、頭痛も軽くなったような。再びバスに乗って、北のベイカー・ストリート駅に向かった。リージェンツ・パーク内にあるバラ園を目指して。こちらでも咲きはじめていた。






少し疲れてきたので、もう帰ろうと水辺を歩いていたら、アオサギが悠然と立っていた。ロンドン中心部の公園にいる鳥獣は人に慣れている。


混雑を避けるために別ルートで帰宅したが、頭痛は完全に治まるどころか再び悪化していた。抗ヒスタミン剤と併用しても大丈夫であろう鎮痛薬1錠を飲んで早寝。その後数日間は怠かった。4月に結構いろいろなことをしたので、記事にする予定だったが、先延ばし。時系列的に齟齬をきたすが、来週もしくは再来週には掲載できるだろうか。そしてもうすぐ満開になるので、再びバラ園に行かなければ。