ロンドン日記

ロースト・ビーフ

段階的に寒くなって、大きい肉の塊を焼いて冬野菜をたくさん食べたくなる11月。月初に風邪を引いて、とにかく調子の悪い日が続いていた。買い物に行くのも億劫になって、一番近くてさほど大きくないスーパーで済ませるようにしていた。2025年11月8日夕方、ロースト用の牛肉の塊と野菜が安くなっていた。ここ最近は円安・ポンド高の傾向で、現在のレートは£1約¥206だが、2025年11月8日時点で¥202くらいだったので、この記事の括弧の日本円換算は£1=¥202。牛肉1.05㎏£18.90(¥3818)が半額以下の£8.69(¥1755)に。新型コロナウイルスが猛威が振るう前だったら、値引きされた額が定価だったような気がする。高いな⋯⋯と思いつつも、数食分になればそれほどでもないかと頭の中で計算。野菜もそれぞれ安くなっていた。ただ色合いのことを考えて、人参を買おうと思って他のスーパーにも行った。結局500グラムの人参だけ定価の£0.45(¥91)で買って、他は全てこの日が消費期限で見切りになっていたものだった。肉は調理すれば数日は大丈夫だし、野菜も何日間は保つだろう。一人暮らしなので全ては自己責任で。

肉は表面をフライパンで焼いた後、鋳物ホーロー鍋でじっくり調理した。鋳物ホーロー鍋を使うと、肉がパサパサにならず、時間や温度を少し間違えても大丈夫な誤差の許容範囲が広いような気がする。2025年11月8日の夕食はそのままロースト・ビーフとして食べた。じゃがいもと芽キャベツとカーボロ・ネロは茹でて、パースニップと人参は肉と一緒に調理した。パースニップはほぼ全て食べた。

肉だけではなく、野菜も数日中に使い切らないといけないので、2025年11月9日の昼食には、じゃがいもを中心に野菜炒めと冷たいロースト・ビーフ。それにしてもじゃがいもと油という組み合わせは悪魔的に美味いので、食べすぎに注意しないと⋯⋯。芽キャベツは全て消費した。

2025年11月9日夕食はロースト・ビーフ丼にしようと思い立った。肉汁が残っていたので、すりおろしたエシャロットと粉末状のニンニクと醤油とバルサミコ酢を合わせてたれを作った。

朝食は食べたとしてもバナナくらいなので、実質的に3食連続でロースト・ビーフを食べてさすがに飽き始めたが、まだ結構残っていた。

2025年11月10日の昼食にじゃがいもとカーボロ・ネロを茹でて付け合せとして、冷たいロースト・ビーフに塩胡椒をふりかけた。これでじゃがいもは全て食べた。4食目になり、写真を撮るのもおざなりに。

そして残っていた肉と人参とカーボロ・ネロを消費すべく、バースマティー米と一緒に炒めた。

1㎏の肉が5食分。単純計算で1食あたり約£1.74(¥351)になった。値段でいうとかなり割安感があったが、いくら好きなものでも5食連続となると、何か違うものが食べたくなった⋯⋯。