採血のために病院に行く日、季節外れのぽかぽか陽気だったので、バスには乗らず、ゆっくりと40分かけて歩いた。久しぶりにカメラを持っての散歩。
私が子供だった頃と比べると、個人的な手紙のやり取りは大分減った。なんなら今は電子メールでさえ何か古臭くなってきたような気がする。現代の連絡手段はメッセージが主流だろうか。それでもほぼ誰もが携帯電話そしてスマートフォンを持つようになって、役割を終えて次々と消えていった公衆電話と比較すると、郵便ポストはしぶとく生き残っている。回数が大きく減ったとしても、まだ郵便物を投函する機会はあるし、なくなったら困るだろう。英国の郵便ポストには、設置された時の国王の印であるロイヤル・サイファー (royal cypher) と呼ばれるモノグラムが表示されている。下の写真にあるVRはヴィクトリア(在位1837〜1901年)でGRはジョージ5世(在位1910〜1936年)の時。需要つまり手紙を投函する人がいなければ設けられないものなので、いつの時代に市街化・宅地化が進んだのかを知るのにも役立つかもしれない。
暖冬だったので、花が早く咲き始めたような気がする。大まかに「梅」と「桜」と「桃」や「李」の差は分かるが、不風流なのでバラ科サクラ属の花の区別がつかず、AIで確認しても自信がないことが多い。少なくとも「梅」と「桜」ではなく、恐らくはロンドンで多く植えられているベニバスモモだと思っている。
水仙は分かる。今年はいつもより2週間ほど早かったような気がする。2月中に満開になっていた。クロッカスの後に水仙が順番だが、近所で一緒にきれいに咲いていた。シベリアツルボもあった。
そして一番驚いたのが、3月上旬の時点でサラサモクレンが満開になっていたこと。ロンドンでよく見かける木で、個体差はもちろんあるが、過去の写真を見返したら4月中旬に満開になっていた年もあったので、数週間早いのではないだろうか。ただ2024年にも3月中旬に満開になって驚いていたので、年々満開の時期が早くなっているのかもしれない。私のイメージとして、サラサモクレンは3月下旬・4月上旬の花。そしてサラサモクレンの季節と年に2回ある花粉症の1回目が重なるので、鼻がムズムズしてきたのも納得。
この日の後、寒い日々が舞い戻った。