ヨーロッパ鉄道旅行|列車内の治安

最終更新:2011年5月24日

列車内の治安には国・地域と列車の種類によって差異がある。以下は主に西欧(英・仏・独・西)の経験をもとにしている。

都市中心部と郊外を結ぶ近距離電車や地下鉄などの車内の治安度は沿線の治安度と直結しているため、危ない場所を通る路線では乗客層も悪くなる。特に注意を要するのが、深夜などあまり乗客がいない時間帯。身に危険が迫ることはなくても、泥酔客や物乞いなど、体感治安はあまりよくないことがある。もっとも観光名所やホテルの多くは都市中心部にあるため、比較的安全なはず。

長距離列車、特に急行や特急は1・2等ともに一般的に安全。もちろん1等の方が客層は良く、静かで快適であるが、2等でとくにひどくなるということでもない。ただ注意が必要となるのは、荷物と貴重品。問題としてあげられるのは置き引きやスリなど。たとえば車両の乗降口近くの荷台に荷物を置くと、目が届かず、停車中に物を盗まれることもある。そのため、できれば荷物は頭上の棚あるいは座席の下に置くのが最善。もし大型スーツケースなど、どうしても荷台に置かなければならないのであれば、チェーンなどで固定する術を考えた方がいいだろう。スリも国と地域によっては出没するので、居眠りはほどほどに。

夜行列車の場合、どうしても眠るので、その分荷物が盗まれる可能性が高まる。荷物はできれば固定し、貴重品は肌身離さず持った方がいいだろう。座席ではなく、コンパートメント式の寝台であれば、内側から鍵をかけることができることもある。

ちなみに、これまで何回も夜行列車を利用したが、一度も物を盗まれたことはない。しかし長距離列車では置き引きに遭ったことがある。目的地の終点で降りるとき、荷台を見たら、ケースが盗まれていた。貴重品は身近に持っていたため、パスポートや財布などの面での被害はなかったのが不幸中の幸いだった。