ベルリン | Neues Museum | ネフェルティティの胸像

芸術作品の前で立ち尽くし、しまいには震えだすことを数回経験している。例えばローマのシスティーナ礼拝堂の天井画やトレドにあるエル・グレコの『オルガス伯の埋葬』など。

数日前、ベルリンで改修工事が終わり、昨年(2009年)10月再び戸を開いた Neues Museum を初めて訪れた。直訳すれば『新博物館』だが、収蔵されているのは古代エジプトの工芸品など。

この博物館の目玉は『ネフェルティティの胸像』で、ただただ呆然と見入ってしまった。今にも動きそうな胸像をじっと観ていると、顔の筋肉と皺そして口が動いたような錯覚に陥った。3000年以上前にこれほど美しい物を創った優れた文明があり、この作品の美には感動するが、同時にちょっと背筋が寒くなった。「怖い」よりも「畏敬」だろうか、手が震えた。

大きく開放感のある博物館で、展示物も多く、一日かけてゆっくり回ることもできる。なお、注意しないといけないのは、入館券が時間制になっていること。30分おきに個人客には250名分の券がある模様で、売り切れている可能性がある。入館券は Neues Museum 前のプレハブ小屋、または他の博物館で購買可能。旅程がはっきりしているときは、インターネット | secure.smb.museum/smb/shop/NeuesMuseum.php | (独語・英語)で事前に買った方がいいだろう。Neues Museum のみの場合は大人10ユーロで博物館島にある博物館全てに入館できる Museumsinselticket は14ユーロ。

午後の券が完売されていたので、翌日の開館時間午前10時の券を買って、真っ先に2階210号室の『ネフェルティティの胸像』鑑賞に行った。まだ閑散としていて、ゆっくりと見学できたが、昼頃再び観に行ったら混雑していた。