ベルリン観光案内

主文の最終更新:2010年7月31日

公共交通機関の運賃情報の更新:2013年1月20日

ページ内の情報は上記最終更新日の時点のもので、現在更新予定はありません。

はじめに

常に新しい発見のあるベルリンは一度訪れると戻りたくなる都市です。交通機関のことなどについて個人の体験をもとにまとめました。ベルリン旅行の際に参考になれば幸いです。これからも時折更新していくつもりですが、ベルリン在住ではないため、文中のリンクなどで最新の情報を確認してください。ベルリンについていくつかの項目にわけて書いてありますので、記事内リンクをご利用ください。

ベルリンまで

飛行機で到着:今のところ日本とベルリンの間には直行便がなく、ヨーロッパ各ハブ空港での乗り継ぎになります。現在ベルリンにはテーゲル(Tegel)とシェーネフェルド(Schönefeld)の2空港があります。定期便の場合、テーゲル空港に到着することが多いです。テーゲルから市中心部までは TXL という急行バスがベルリン中央駅(Berlin Hauptbahnhof)経由アレクサンダー広場(Alexanderplatz)まで出ています。www.fahrinfo-berlin.de で宿泊先の最寄の地下鉄・近郊列車の駅あるいはバス停までの時刻表を呼び出すことができます。シェーネフェルド空港発着便は、格安航空会社を主にして、国内・ヨーロッパ線がほとんどです。空港駅から Regional Express という電車がベルリン東駅・アレクサンダー広場・中央駅とまちの中心を横断するので便利です。また S 9に乗ってベルリンまで行くこともできます。

電車で到着:ドイツあるいはヨーロッパ旅行でベルリンを訪れるときには、電車を利用する場合も多くあります。すべての長距離列車はベルリン中央駅に停まります。ドイツ西方面(例:ハノーファーやケルン)や東方面・ポーランドからの電車はベルリン東駅(Berlin Ostbahnhof)にも停まりますが、南方面(例:ミュンヘンやドレスデン)からの電車はベルリン中央駅とベルリン・ゲズントブル(ン)ネン駅(Berlin Gesundbrunnen)に停車します。詳しくは www.bahn.de を参考にしてください。

長距離バスで到着:電車や飛行機より安くヨーロッパ旅行をするときには長距離高速バスでベルリンに着くことも考えられます。長距離高速バスの多くは中央バスターミナル ZOB: Zentraler Omnibusbahnhof am Funkturm に到着し、近くの地下鉄 Kaiserdamm 駅か近郊鉄道 S-Bahn の Messe Nord 駅から市内への移動となります。バス会社によっては中央駅近くが乗降の場となっていますので、確認が必要です。

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ベルリン内の交通機関

ベルリンのバス・地下鉄・近郊鉄道・路面電車網は使いやすく、共通の切符を使います。ベルリンの中心部だと歩けば大抵10分以内に地下鉄か近郊鉄道の駅があります。路面電車は主に東ベルリンに路線が集中しています。路線によっては終夜運転で、夜遅くなってもだいたいは公共交通機関を利用できます。ベルリンの公共交通機関は A B C という3ゾーンに分かれています。ベルリン市内での観光であれば AB で充分です。もしポツダムまで行くのであれば ABC が必要となります。切符はバス停や地下鉄などの駅構内にある自動販売機かキオスクで買い求めてください。自販機だと金額とつり銭の有無にも影響されますが、大抵20ユーロ札までは大丈夫ですが50ユーロ札は使えないと思ってください。

駅には「改札口」がなく、車内検札が頻繁に行われます。刻印された切符を所持していないと罰金を取られます。またドイツでは身分証明書の携帯が法律上義務付けられていることを留意してください。駅かバスあるいは路面電車に乗ったら、すぐに切符を写真にあるような刻印機に入れてください。打刻機は赤か黄色です。切符には挿入方向が矢印で示されています。

数々の運賃がありますが、一般的に使われるのは以下の料金です。金額は大人一人分です。

ベルリンの交通機関の切符の種類と値段
    AB ABC
Einzelfahrasuweis = 片道 刻印から2時間有効。乗り継ぎや途中下車も可、でも2地点を往復するのはだめです。 .40 .10
Tageskarte = 1日乗車券 刻印した日の翌朝3時まで有効。 .50 .00
7-Tage-Karte = 7日乗車券 刻印した日から7日目の真夜中まで有効。 28.00 34.60
Berlin WelcomeCard 交通機関の切符であるとともに、博物館の入館料の割引などが含まれています。 48時間 18.50 20.50
72時間 24.50 26.50
5日間 30.90 35.90
Berlin WelcomeCard Museuminsel 博物館島にある各博物館の入館料込みで72時間有効。 34.00 36.00
Berlin CityTourCard 交通機関の切符であるとともに、博物館の入館料の割引などが含まれています。 48時間 16.90 18.90
72時間 22.90 24.90
5日間 29.90 34.90

WelcomeCard と CityTourCard は似ていますが、割引となる場所の数と割引率では WelcomeCard が勝ったいます。滞在日数とどこを観光したいかにより、WelcomeCard と1日乗車券を組み合わせるのが最善かと思います。運賃改定の可能性もあるので、最新の情報や路線図は www.bvg.de で確認してください。もし学生であれば、学割の方が入館料の割引率が高いので、毎日1日乗車券を買うほうが安上がりです。ドイツや他のヨーロッパの国では国際学生証が良く通用するので、発行すると便利です。

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言語

英語の通用度:観光地、そして若者の都市という側面があるため、ほとんどの場合、英語が通じます。それでも、言語に誇りを持つ人々が多いヨーロッパを旅行中の最低限のマナーとして、いきなり英語で話しかけるのではなく、相手の目をみながらドイツ語で挨拶をしたあと、英語で話したい旨を告げてください。個人経営ないし小さな店の場合、入店時に挨拶(Guten Tag!)をすると、店員の機嫌も少しはよくなると思います。ドイツ人の英語ですが一般的に結構強いドイツ語訛りなので、聞きづらいと思ってください。電車の車掌や駅のカウンターなどでは時々ドイツ語しか話せない人もいるので、ガイドブックに載っている片言のドイツ語ができると心強いです。ポツダムを含むベルリン郊外の旧東独の場合や世代により、英語が通じる確率が低くなります。

日本語:例えばレストランの中には日本語のメニューをおいてあるところがあったり、博物館などでも日本語のガイドブックなどがありますが、日本語が通じることはほとんどありません。

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治安

他のヨーロッパの都市に比べて危険ということはなく、逆にやや安全です。ベルリンの中心部で観光客が多くいるところでは夜でも安全です。かなり格安のホステルなどでは、町の中心部から離れたところもあり、特にベルリン北部・東部・北東部は場所によっては危険です。もちろん他の大都市同様、人通りが少なく危険な場所もあります。気をつけることは重要ですが、必要以上に神経質になることはないと思います。また路上でのスリ・ひったくりも他のヨーロッパの都市に比べれば少ないようです。それでも置き引きなどの被害もあるので、持ち物には常に気を配ってください。

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天候

  平均最高気温 平均最低気温
1月 . −1.
2月 . −1.
3月 . .
4月 13. .
5月 18. .
6月 21. 12.
7月 23. 14.
8月 23. 14.
9月 18. 10.
10月 13. .
11月 . .
12月 . −0.

冬は風が強いことも多く、体感温度はかなり低くなります。ここ数年はは地球温暖化のせい(?)で夏の間かなり暑くなることがあります。春と秋は夜間冷え込むことがあるので、気をつけてください。湿気がないので、そう過ごし難くなることはありませんが、クーラーの付いていない家が多いので高温には慣れていないヨーロッパの人には厳しいものがあります。

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食事

ドイツ料理は質より量、というのは酷かもしれませんが、とにかく量が多いです。他の西ヨーロッパの国と比べると、レストランやバーは少し安めです。ドイツ料理といえば「豚肉・ジャガイモ・キャベツ3点セット」というのは、ある意味であっています。またソースの味付けは濃く塩っぱいところが多いです。伝統的なドイツ料理は食べたあとにどっしりと満腹感が味わえます。

そうしたどっしり感は味わいたくない方にはもうちょっと淡白なイタリア料理などのレストランも多くあります。それでもかなり濃いクリームのソースだったりするので覚悟はしておいたほうがいいかもしれません。中華・インド・タイ料理店も年々増えてきています。またヨーロッパでは日本食ブームなので、ベルリンにも日本料理店が何軒かあります。

安く早く食事をすませたい場合には Imbiss と呼ばれる軽食スタンドが町中にあります。ベルリン名物とも言われるのが、ケチャップに少々カレー風味を加味したソースで食べるソーセージ Currywurst です。ベルリンの滞在時には是非お試しください。他のスタンドではソーセージやサンドウィッチなどがおいてあります。またトルコ・中東のケバブ屋も多くあります。ケバブでしたら、食べやすい Dürüm Döner(デュールム・ドゥーナー)をお勧めします。数ユーロで満腹になります。あとパン屋もサンドウィッチを売っています。慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、ライ麦パンは独特の味があり、とてもおいしいです。朝食はパン屋でパンとかなり濃いコーヒーを飲むのもドイツらしいといえます。また土日には多くのカフェで行われる食べ放題で量が豪勢な Brunch も大食漢にはおすすめです。

レストランはベルリンのいたるところにあり、また値段もそう高くないので、気軽に外食ができます。ベルリンの中心部で多くのレストランのある場所は、ジャンダルメン広場付近、ニコライ地区、ハッケッシャー・マルクト、サヴィニー・プラッツといったところでしょうか。たいていのところでは席に案内してくれますので、まず店内に入ったらウェイター/ウェイトレスと目を合わせてみてください。会計の際、まとめて払うかそれとも別々か(Zusammen oder getrennt? = ツザメン・オーダー・ゲトレント)、と聞いてきます。別々に払うと注文票をもとに「何を注文なされましたか」と聞かれ、答えなければならないので、ドイツ語の練習をしたい場合を除いて、まとめて払ったほうが楽だと思います。チップは、きりのいい数にすることが一般的です。たとえば23.25ユーロだったら25ユーロにする、という感覚です。多くのドイツ人は吝嗇家であることは嫌いますが、倹約家であることは誇りに思うので、10%以上のチップを残すことはまずありません。

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飲み物

一般的にビールとコーヒーはおいしいです。あとドイツのワインもなかなかおいしいので、是非試してみてください。一方紅茶はあまりおいしくないです。ベルリンの水道水は飲めますが、結構硬水なので、ドイツ人の大多数がミネラル・ウォーターを買います。レストランやカフェの場合、「炭酸なしの水(ohne Kohlensäule = オーネ・コーレンゾイレ」と注文しないと炭酸いりの水がくるかもしれないので、注文の際確認したほうがいいかもしれません。

夜遅くまで営業しているカフェが多くあり、別に酒類を飲まなければならないということもなく、一人で気軽にコーヒーなど非アルコールの飲み物を注文することができます。

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宿泊

ピンからキリまであります。ホテルも最高級のところから質素なところまであります。中堅のホテルで一晩シングル室で50ユーロぐらいが目安になるかと思います。また Pension (ペンション)と呼ばれる「民宿」はホテルより安く、でも設備は安ホテルと同等のようなものです。あとベルリンは若者向けの都市でもあるので、多くのユース・ホステルがあります。事前に予約を入れておいたほうがもちろん無難ですが、当日でも結構空き部屋があります。観光局へいくと手数料数ユーロでホテル・ペンションを指定された予算と場所をもとに予約してくれます。ドイツの宿泊施設は当局の監督下にあり、最低限の設備とサービスを提供することを義務づけられているので、安宿でも比較的安心です。しかし周辺の雰囲気はいまいちかもしれません。

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博物館・美術館

ベルリンは学問と研究の町で、図書館や大学もありますが、ベルリン観光の目玉に数えられるのが、やはり数多くある博物館や美術館です。中心街にある博物館島(Museuminsel)にある博物館は一日ではとても回りきれません。もちろん個人の興味によって訪れる博物館も変わりますが、ペルガモン博物館と新博物館は特に圧巻です。

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オペラ・音楽鑑賞

ベルリンは音楽の町で、オペラ座が3カ所もあり、音楽堂も多くあります。オペラ座は、ウンター・デン・リンデンにある Staatsoper Unter den LindenKomische Oper そして地下鉄の駅名にもなっている Deutsche Oper の3カ所です。オペラは場合によっては当日券がありますが予約するのが無難です。高名なベルリン・フィル (Berliner Philharmoniker) の場合はやはり前もって券の手配をしたほうがいいでしょう。かなり前から売り切れというのが普通です。ジャンダルメン広場にある Konzerthaus でもクラシック音楽のコンサートがよくあります。当日券は Abendkasse で学生だと残っている最上クラスの券が一律12ユーロで手に入ります。あと30歳未満で長期間の滞在で数回コンサート等に行くのであれば、ClassicCard を購入するのも一案です。

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