ヘント | 洋芥子専門店 Tierenteyn

2010年1月21日

西洋料理で風味を利かせるために使われる調味料の中でも洋芥子はよく使うほう。なかにはけばけばしく黄色く、変に甘いマスタードもあるが、ベルギーやフランスには実に多くの種類があり、素人ながら、なかなか深いところがあると思う

ベルギー・ヘント(ゲント)に、18世紀末からの歴史を誇る、洋芥子専門店の Tierenteyn がある。歴史的市区の一角に、まるで昔の薬局のような店を構えており、右側一番上の写真にあるとおり、店の奥には洋芥子の樽が置かれている。

尋ねたところ、この樽は地下の貯蔵室と直結していて、足りなくなるとポンプで汲み上げる。下の写真2葉にあるように、コルクで蓋をするマスタード用の陶器も販売している。開封しなければ数日は冷蔵しなくても大丈夫のこと。樽から掬って陶器の入れ物に詰める。

瓶詰めの洋芥子であれば、保存期間はもっと長く、コルクが外れることもないので、小さなお土産にはちょうど良いかもしれない。

味はほんのりとした甘みと鋭い辛さが混じていて、肉やチーズに良く合う。