ソチ五輪:女子カーリング1次リーグ最終戦

スウェーデン対日本 & スイス対中国

カーリングの1次リーグの最終日となった。現況を整理すると、カナダとスウェーデンはすでに準決勝進出を決めているし、英国も試合結果に関係なく、3位か4位となり、準決勝進出が決まっている。日本はスウェーデンに勝てば、スイス対中国の勝者と4位を巡って対戦することになる。スイス対中国の勝者は、日本が負ければ準決勝進出で、日本が勝てば、日本との4位決定戦を行うことになる。ちょっと混乱するのは、もし日本が勝った場合、英国は3位となるが、もし日本が負けて、スイスが勝った場合は、直接対決でスイスが勝っているため、スイス3位・英国4位となる。なお、日本はスイス、中国、そしてデンマークに勝っているので、スウェーデンとの試合に負けても、5位以下にはならない。日本対スウェーデンとスイス対中国の試合を sochi2014.curlingevents.com に掲載されている図を見ながら追っている。

第1エンド 🔨 スウェーデン 0:0 日本
スウェーデンはブランク・エンドのスタート。
🔨 スイス 1:0 中国
スイスはハンマーをあまり生かせず、1点のみ。
第2エンド 🔨 スウェーデン 2:0 日本
ハウス内に多くのストーンがある中、ティーに近かったのはスウェーデンのストーン2個。
スイス 4:0 中国 🔨
ハウス内にスイスのストーンが3個ある中、中国のスキップ・王冰玉選手のドローは短すぎて、スイスが3得点。中国にとっては痛いスタート。
第3エンド スウェーデン 2:2 日本 🔨
ハウスの青い円内にスウェーデンのストーン3個、日本のストーンが2個で迎えた、小笠原選手のハンマー。見事にティーに一番近いスウェーデンのストーンを弾き、2得点。
スイス 4:2 中国 🔨
中国は2点を返すが、まだまだ試合を追いかける展開。
第4エンド 🔨 スウェーデン 4:2 日本
日本にとっては良い展開のエンドだったが、小笠原選手の最後のドローが長過ぎ、スウェーデンが比較的簡単に2得点。スウェーデンに勝つには、ミスは許されないだろう。
🔨 スイス 4:3 中国
スイスのスキップの Ott 選手の調子はあまりよくないようだ。1点を取るドローが中国のストーンに当たり、スチールを許してしまった。
第5エンド スウェーデン 5:2 日本 🔨
ハンマーで1点確保のドローがスウェーデンのストーンに当たってしまい、スウェーデンが1点のスチール。これから3点差を覆すのは容易ではない。
🔨 スイス 6:3 中国
Ott 選手のプロモーション・テイクアウトが成功して、スイスが2得点。差を3点とする。
第6エンド スウェーデン 5:3 日本 🔨
後攻だったが、ボタンの中にあった日本のストーンを取り囲むようにスウェーデンのストーンがあり、ハンマーでドローしようにも回り込むことができず、日本は1点を返したのみ。2点差で相手がハンマーを持っていて、エンド数も少なくなってきたので、リスクを冒してでも得点を狙いにいくだろうか。
スイス 6:4 中国 🔨
中国は1点を返して、2点差とする。
第7エンド 🔨 スウェーデン 5:4 日本
日本はスチールで1点を返し、1点差とする。フォースの Prytz 選手のドローが僅かに短く、ティーに一番近いストーンは小笠原選手の2回目のドローだった。
🔨 スイス 6:4 中国
ブランク・エンド
第8エンド 🔨 スウェーデン 7:4 日本
スウェーデンが2点決めて、点差は再び3となる。小笠原選手のドローが微妙に短かった。まさに数センチで勝敗が決まってしまう。
🔨 スイス 9:4 中国
スイスはこのエンドで3点。5点差となり、よほどのことがない限り、スイスの勝利となるだろう。
第9エンド スウェーデン 8:4 日本 🔨
ハンマーでハウス内のスウェーデンのストーンを2個を弾くことを狙った、小笠原選手のダブル・テイクアウトが失敗し、スウェーデンが1点をスチール。4点差を第10エンドで追いつくことは、奇跡であろう。
スイス 9:6 中国 🔨
中国は2得点で3点差で最終第10エンドへ。
第10エンド スウェーデン 8:4 日本
日本は第10エンドの後半に残りのストーンがなくなり、ギブ・アップ。
🔨 スイス 10:6 中国
最後には Ott 選手がドローで1点を決めて、試合終了。

全戦全勝のカナダと7勝2敗のスウェーデンは、他のチームと比べると、やはり一際強い。あまり調子の良くない時でも、勝てる力がある。一方、準決勝に進出したスイスと英国は、調子の良い時は良いが、悪い時は悪い。先日、4年前に比べると、英国の Muirhead 選手の勝負勘は良くなったような気がする、ということを書いたが、今日のデンマークとの試合のように3点リードして迎えた第10エンドで3得点を許し、延長エンドでスチールされて、負けてしまうというのは、試合運びの悪さの証左かもしれない。英国はカナダと対戦し、スイスはスウェーデンと対戦する。個人的には Ott 選手率いるスイスが良いと思うし、この先は一発勝負になるので、何が起こるかわからない。

調子の良し悪しで、チームとしての力が変わるというとは、4勝5敗に終わり、準決勝進出を逃した日本や中国やデンマークにも言えるだろうか。どのチームも「たら、れば」を考えているかもしれないし、分析を行って一番己に厳しいのは選手たちだろうから、外野で騒ぐ必要はないだろう。ただ言うとすれば、積極的に攻める日本のカーリングは、印象的で面白かったし、誇るべきことだったと思う。