2011年スコットランド議会選挙

2011年5月6日 | 午前3:55

まだまだ開票作業が続いているが、スコットランド議会選挙ではスコットランド国民党が大勝の模様。自由民主党は予想されていたように支持を失っている。73小選挙区中20の結果をもとにすると、7.2%減となっている。保守党も2.8%減。そして労働党も2%減。つまり小選挙区選挙では、ほぼ全政党からスコットランド国民党に票が流れている模様。そして労働党対スコットランド国民党の直接対決では国民党が勝利。労働党の重鎮が落選している。

スコットランドは、長い間労働党の地盤で、昨年の総選挙敗退後の党勢の立て直しを図るはずだったが、スコットランドで「歴史的」敗退を喫している。労働党は前回2007年選挙で第1党の座を国民党に譲ったが、今回は大差をつけられたようだ。労働党はこのスコットランド議会選挙で、保守・自由民主党の連合王国連立政権を批判する立場を取ったが、これが裏目に出た模様。連合王国総選挙とスコットランド議会選挙は違うものというのは有権者は充分承知しているが、労働党はまだ分かっていないのかもしれない。