2010年英国総選挙 | 党首討論の勝者は⋯⋯

2010年4月16日

昨日テレビ放映された党首討論の勝者は第3党の自由民主党のクレッグ党首という意見が多数を占め、一部世論調査では自由民主党の支持率が急上昇して、現在の与党労働党を上回ったという結果もある。1千万人近くの有権者が観たというので、選挙戦に影響は出るだろう。まだ2回のテレビ討論があるので、ブラウン首相や保守党キャメロン党首に挽回の余地もある。そして労働党と保守党は自由民主党より大きいので、実際どれだけ各党の議席数を左右するかはまだ予測できない。

順位をつけるとすれば、1)クレッグ自由民主党党首、2)キャメロン保守党党首、3)ブラウン労働党党首、となるだろうか。ブラウン氏は政策通をアピールしたかったのだろうが、基本政策を説明するのではなく、細かいところを突く手法はインパクトに欠けた。キャメロン党首は労働党が明言した国民保険料を上げることを批判し続けたが、財源について説明不足の感があった。一方クレッグ党首はテレビを正面に見て、大きな政策と的確で分かり易い小さな政策を織り交ぜ、他の2大政党から距離感を保ちつつも、労働党保守党いずれも過半数とならない選挙結果を視野に入れた柔軟性も見せた。