ロンドン:事態悪化

2011年8月8日 | 現地時間23:45

真夜中近くになってきて、ロンドンで次々と略奪が報告されている。また数多くの車や建物が放火の被害に遭っている。数百人規模の10代後半の集団が中心となって、次から次に犯罪行為を行っているらしい。スーパー、デパートや電器屋などが略奪の主な標的となっているが、実際には無差別のようで、盗めるものは全て持ち去ろうとしている模様。そして盗むものがなければ、ただ破壊する。もやはロンドンの多くの場所が完全な無秩序状態に陥っている。

ロンドンの東西南北の各地で略奪や火災が発生しているため、警察は対応しきれていない。ロンドン外から応援隊が派遣されているが、暴動が3日間も続き多くの場所で発生すれば、人員は足りないし警察官の疲労も溜っているだろう。そしてこのような暴動に対処できる訓練を受けている機動隊員の数には限るがある。

危惧されていた以上にひどい状況にある。