W杯2010年南アフリカ大会

ワールド・カップ観戦日記 | 11 | 日本はグループを突破できるのか

2010年6月15日

カメルーン相手に1勝した日本。大会前の親善試合では惨憺たる結果に悲観論が強かったが、にわかに楽観的な論調が増えた。今後オランダとデンマークと対戦するが、この組から勝ち上がることはまだかなり厳しいと思う。以下にいろいろシナリオを描いているが、前提はオランダが3戦3勝すること。カメルーンがデンマークに勝ち、オランダがカメルーンに勝てば、道程はやや平たくなる。しかし、デンマークがカメルーンに勝ち、日本がオランダに負ければ、日本対デンマークが山場となる。この場合、得失点差によっては引き分けでも良いケースがあるが、デンマークに勝たないといけないとなるときついだろう。

カメルーンは他のアフリカのチーム同様に攻撃力と速攻性はあっても守備に脆さがある。セット・プレーや両翼からのクロスに対応しきれないことが多い。日本のゴールもカメルーン選手が数名守備の位置にいたが、本田選手はきちんとマークされていなかった。2002年大会で観客を魅了したセネガルや今大会の対セルビア戦で守備が固かったガーナはどちらかと言えば例外にあたる。オランダやデンマークの守備力はもっと上と見るべき。

選手層が厚いオランダには勝てないだろう。Robben 選手が復帰するかどうかわからないが、もし彼が戻ってきたら、日本はかなりてこずる。オランダはボールを巧く支配し続けることができるので、とにかく球を外に出して、相手の試合運びを細切りにして焦らす戦法はオランダ相手には効かないだろう。オランダはオランダ流のサッカーで仕掛けてくるし、1勝したこともあり、焦ることもないだろう。0:0を目指すなら、一秒たりとも油断はできない。

デンマークも組織的なサッカーで守備は良くできているし、カウンター攻撃やロング・パスを使ってゴールを狙ってくるだろう。ポルトガルとスウェーデンを抑えてトップでヨーロッパ予選1組を突破して、得点力も守備力もある。それに対応しきれる力が日本代表にあるか、それこそ真のテストかもしれない。