W杯2010年南アフリカ大会

ワールド・カップ観戦日記 | 28 | ヨーロッパ強豪国苦戦中

2010年6月19日

2巡目の試合が行われているが、ヨーロッパの強豪が苦戦を強いられている。

フランスは内紛が絶えないようで、結局敗れたメキシコ戦の前半後、FW Anelka 選手が Domenech 監督に暴言を吐き、それが暴露されて追放、帰国処分に。これまでにもいろいろと不協和音は噂になっていたが、これほどまでに状況が悪いとは思わなかった。まだ16強になる可能性はあるが、とても優勝あるいは準優勝できそうな雰囲気ではない。

参照記事 |  L’Équipe: Anelka exclu ! (officiel)

イングランドは2試合引き分けで、殊に2戦目のアルジェリアの試合の出来はひどかった。組織力でチームとして一体感にあるスロヴェニアに勝てるだろうか。守護神と呼べそうなゴール・キーパーはいないし、守備もかなり危うい。グループ突破に失敗するかもしれない。

ドイツは1勝1敗。もちろんセルビア戦では Klose 選手が退場処分になったのが響いただろうが、ガーナ戦には勝たないといけない。勝負強く、オーストラリアに4:0で勝ったこともあり、またセルビア戦でも得点機はあったので、おそらくガーナには勝てるだろうが、何が起こるかわからないのがワールド・カップ。

オランダは2戦2勝で16強進出はほぼ決まったが試合内容があまりよくない。まだまだ本調子とは言い難く、16強で相手によってはてこずるだろう。

ドイツはおそらく大丈夫だろうが、フランスとイングランドはかなり危ういと見てよいだろう。それでもイングランドは何とか16強に進んで、そのあと決勝トーナメントの試合で PK 戦で敗れるといういつものシナリオになる?