W杯2010年南アフリカ大会

ワールド・カップ観戦日記 | 36 | チリ・スイス&スペイン・ホンジュラス

2010年6月21日

チリ 1:0 スイス

ポルトガルの7得点の後はどの試合も何か物足りなく感じるかもしれないが、チリ・スイス戦はただテレビをつけていただけ。スペイン戦を残しているチリはできるだけ勝ちたい試合のため、90分間攻め続けたし機会を作ったが、得点は1点のみ。運が良かったら、もう数点決めていたかもしれないが、スイスの守備はやはり壁のごとし。スイスは前半に10人体制になってしまった。そのため、前回のスペイン戦にように守りに守ってチャンスが来るのを待っていた。今回も好機があったが、得点にすることはできなかった。

ようやくスペインらしくなってきた。この試合は勝たなければならないので、攻撃中心の陣容で、よく攻めて、多くの好機を無駄にしながらも2得点。両点とも David Villa 選手。特に先制点は素晴らしい個人芸だった。ただキーパーと守備陣の連繋に危うさがあったし、何かしら脆弱なところがありそうな気配を感じさせた。もう少し得点機を決める決定力が必要となる。

この2試合の結果を受けて、ホンジュラスの16強進出は可能性としてはあるが、現実的にはないだろう。チリは勝ち点6で得失点差は+2で有利だが、最終戦のスペイン戦に例として1点差で負けるとスペインと勝ち点では並ぶが得失点差では逆転され、もしスイスが2点差以上でホンジュラスに勝てば16強進出を逃す。まだ何が起こるかわからない。スペインは勝ちにいくだろうし、スイスも守備中心から攻撃へシフト転換が必要となる。もし最終戦2試合とも引き分けの場合はチリが1位、スペインが2位となる。