W杯2010年南アフリカ大会

ワールド・カップ観戦日記 | 5 | ガーナ・セルビア

2010年6月13日

ガーナ 1:0 セルビア

本当の「死の組」はこのD組と言われている。ドイツ、オーストラリア、ガーナとセルビアと錚々たる代表が名を連ねる。アフリカの代表には勝ち進んでほしいところだったが、ガーナがD組、コートジボワールはブラジルとポルトガルと同じG組になったので、16強にどれだけアフリカ大陸の代表が残るかやや心配していたが、ガーナは初戦勝利。

観ていて面白かった試合。両チームともロング・パスを使ったり、両サイドを使ったりして、常に攻撃を仕掛けていて、1ゴールのみで終わったのが意外。機会が多くあり、最後の一足が繋がらなかったり、シュートやヘッダーが僅かに逸れたりと、どちらが勝ってもおかしくなかった。両代表ともスピードがあり、組織力を発揮し、個人芸も見せた。

累計警告で退場者を出したセルビアは10人体制になったし、決勝点となったペナルティーをなぜあの場しかもハンド・ボールという形でガーナに与えてしまったのか、守備に不安定感がある。それでもセルビアは最後の最後まで同点を狙い、11対10という劣勢を感じさせないプレーだった。ガーナも危うい場面が数回あったが、それでも守備陣はよく動いたと思う。

セルビアにとっては厳しい試合結果でガーナは16強進出へ一歩と言ったところ。このグループはまだ予測がつかない。