W杯2010年南アフリカ大会

ワールド・カップ観戦日記 | 57 | オランダ・ブラジル

2010年7月2日

オランダ 2:1 ブラジル

オランダがブラジルに勝利! 以前にも書いたことだが、現在のブラジルのチームはラフなプレーが目立ったりとあまり評価しておらず、特に驚くような結果ではない。オランダには期待していたので、個人的には嬉しい結果。

それでも10分のブラジルのゴールは素晴らしく、これではブラジルが勝つなと思えた。Felipe Melo 選手の完璧なパスに合わせて、Robinho 選手が中央ゴール正面に入り込み、右足でシュート、キーパー Stekelenburg 選手の足の間を抜け、ゴール。何度観ても飽きないゴールで、ようやくブラジルらしいサッカーの片鱗が見えてきて、これから更にブラジルらしい攻撃になるかと期待していたら、そうでもなく、オランダに球を支配させることが多くなった。前半はそれでもオランダにはあまり機会がなく、ブラジルもゴール正面の守りは固く、1:0のブラジルのリードで終わった。

後半はオランダが同点を狙う展開が続き、52分、右から Sneijder 選手の弧を描いたシュートというよりクロス。キーパー Júlio César 選手が捉えることができず、先制点を演出した Felipe Melo 選手の頭に当たり、オウン・ゴール。1:1となり、ブラジルももっと攻撃的になるかと言えばそうでもなく、オランダが球を支配しつづけた。68分、オランダが CK からゴール。もし計画していたならば、今大会最も素晴らしいゴールのうちに数えられるだろう。Robben 選手が蹴り、まずゴール・ポスト近くの Kuyt 選手が頭で合わせて、ブラジルの守備選手を2人超えて、ゴール正面の Sneijder 選手に。Sneijder 選手がヘッダーでゴール。ブラジルは反撃しなければならなかったが、73分 Felipe Melo 選手がファウルのあとに Robben 選手を踏みつけるという暴挙で即刻退場。ブラジルが攻めたが、オランダはカウンターで攻撃。残り時間が少なくありつつあって、前に前に出たブラジルの守りは空になって、オランダには数回追加点の絶好機があったが、決められず、結局2:1でオランダが勝利。