パブが営業再開

英政府が毎日発表する統計によれば、英国の新型コロナウイルスによる累計死者数が4万4千人を超えた。絶対数でヨーロッパ最大の数値。人口比の統計を見ても、サンマリノとアンドラを除けば、ベルギーに次ぎ非常に高い。なぜ英国でこれほどの死者が出たのか定かではないが、他の欧州各国に比べて外出制限を課すのが遅れたこと、病院の病床を確保するために新型コロナウイルスの検査をせずに陽性の入院者を老人福祉施設に移して集団感染が起きたことが挙げられている。

2020年3月23日に所謂ロックダウン状態が始まって、5月と6月に段階的限定的に制限が緩和された。明日7月4日からイングランドでパブやレストランなどが営業を再開できる。パブは午前6時から開店可能。経済活動再開を象徴する動きだが、多くのパブは密閉空間・密集場所・密接場面の3密の条件が揃う。酒を嗜む社交の場であるし、大型画面でスポーツを観戦しながら大声で応援したり歌ったりすることも。パブという場でどれだけ社会的距離を保つことができるのだろうか⋯⋯。

経済活動再開は人と人の接触つまり新型コロナウイルス感染経路が増えることを意味するので、必然新規感染者もある程度は増えるだろう。その増加が鈍くあればいいのだが。現在新規感染者数がヨーロッパの国々と比較すると多いのも不安材料。もっとも私の場合、朝からパブでビールを飲むつもりは毛頭ない。もともと出不精で最近は花粉症の症状がひどいので、引き続いて家に籠もる日々となるだろう。