あるブログをめぐる疑惑

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一部曖昧な表現があったため修正。また説明不足な点があったので加筆。

当事者ではないが、腹の虫が治まらないことがあって、ここ一週間ほど非常に不愉快な気分になっている。怒りに任せてキーを叩いている部分もあるので、読みにくい箇所があるかもしれないことを、まずここで詫たい。

端的に事態を説明すると、Aというブログ・プラットフォームにて、4コマ漫画の育児ブログBをペンネームで描く在英ブロガーに、パクリおよび設定が虚構ではないかという疑惑が持ち上がっている。パクリとは改変なしの無断転載ではなく、ネタ・アイディアの盗用。ただ偶然ネタが被った、という同じ国に住んで同じような体験をしていれば起こうるものではなく、常習的に他のブロガーからブログの題材と内容を盗用していたという疑惑。プロフィールなどに認められている情報によれば、ブログBの作者は、現在英国に住み、英国人配偶者とともに、子育てをしている一児の母。これらの一部が虚構なのではないかという疑惑。特に在英でない者が在英であるという虚偽の設定で、他のブロガーから内容を掠め取っているのではないかという疑惑。なお、このブロガーはAに公式トップ・ブロガーとして認定されている。

4コマ漫画の作風画風および利用しているインターネット・サービスのタグなどから、過去に数冊英国および英語習得関連の本を上梓している、漫画家・イラストレーター・英国文化研究者のK氏という人物が、ブログBの実際の作者ではないかと取り沙汰される。素人目に漫画やイラストのタッチが一致すると思うし、符合するインターネット・サービスのタグをK氏以外の第三者が利用するとは考えにくい。ただし、K氏ならば、英国について知悉しているはずなので、パクる必要もなければ、虚偽の設定と思われてしまうようなブログを書くこともないはずなので、非常に不可解。

パクリの被害に遭ったブロガー複数がK氏と思われるブログBの作者及びブログを運営するAに対し質すも、黙殺あるいは暖簾に腕押し状態と言う。被害者のブロガーがこの件についてブログ記事を書くと、他にも同様のパクリ被害に遭ったブロガーが名乗り出て、ブログB作者が長期間に渡り、常習的にパクリを行ってきた疑惑が深まっている。

ブログBには数多くの英語関連の記事が掲載されていたが、どれも基本的な語彙や表現についてであり、もしこれらが実体験に基づいているのであれば、現在の英国にてビザは取得できないだろうというのが衆目の一致するところ。そのため、本当に在英なのかと疑われている。過去、例えば1990年代ならば、別の話かもしれないが。また漫画になっているストーリー設定にも無理な箇所が幾多も。これは日常生活を綴った記事でも、子供が通園する幼稚園関連の記事にも言える。

あくまでも私個人の主観的感想であるが、ブログBの記事と登場人物に現実味人間味が乏しい。乏しいどころか皆無と表現したほうが良いだろう。身バレや特定を避けるため、物事を曖昧にしたりフェイクを入れることは、ブログにて多くあることが、それでもそのブロガーにしかない個性というのが、絵でも言葉でも切々と現れるものである。それがない。そんな匂いどころか気配すらない。ブログBの登場人物は血肉ある人物というよりも虚構のキャラではないかと感じる。

更に主観的感想を続ければ、登場人物および内容は、他の在英邦人・国際結婚者・育児ブロガーの最大公約数的な箇所を拾い、日本人が一般的に抱く理想の英国象に迎合したものに見える。ブログBの英国は映画や小説の中の英国のような虚像としか映らない。それもどこかで時計が止まった過去の虚像の英国。別にフィクションを書くべきではないということではない。しかし、もしフィクションまたはフィクションの要素が強いのであればそのことを明確にして、読者に「現在英国に住んでいて実体験に基づいて書かれているブログ」と誤認させないことが重要だろう。

まだ現在進行中の話であるため、この文中において主に現在形を使用しているが、上に「掲載されていた」と過去形になっているのは、ここ数日の間にブログBに掲載されていた記事が、説明もなく大量に削除されたから。ブログの開設はJSON-LDによれば日本時間2016年5月12日午前5時58分34秒。同年8月4日にブログ・プラットフォームAにより公式トップ・ブロガーと認定されたという記事を公開。翌2017年10月16日に、ブログB作者名でブログが本になったことを報告。それらの記事を含め、2016年分の記事は全て、2017年と2018年の記事は目算で9割ほど削除されている。ブログからは消えたが、アーカイブはネットに残っている。またプラットフォームAとEにあったK氏の他のブログが消えている。ただしK氏のウェブサイトはまだ残っている。一連の流れでブログB作者・K氏は沈黙を守ったまま。

疑惑浮上の過程において、ブログBにおいて大量の記事の削除が行われたのは不自然だろう。また記事が削除されたということは、誰かが意図的に消したことを意味する。システムの不具合で、偶然これらの記事が消失したとは考えにくい。これが何を意味をするのか、読者に対してブログBの作者は通常説明するのではないだろうか。もし消さなければならない理由があったのなら、その理由を説明すべきであろう。重大なのは、2017年10月に出版された本に収録されただろう2016年・2017年のブログ記事も消えていること。もし消さなければならない事由の存在する記事が収録された本の印税を受け取っているとなれば、由々しき事態なのではないだろうか。また出版社としても、そのような本を出したとあるならば、頭が痛いはず。またブログ・プラットフォームAも、公式トップ・ブロガーの出版した本として、2017年10月19日にスタッフ・ブログで紹介している。他に2016年8月4日、同24日、2018年5月18日付けのスタッフ・ブログ記事で、ブログBは紹介あるいはおすすめされている。

予約投稿だろう、毎日日本時間午前7時・英国(グリニッジ標準)時間午後10時にブログBの更新が続いている。記事の大量削除の後にも。なぜか。私の憶測ではアフィリエイト収入のため。ブログBの記事は型として、4コマ漫画に続き、短い感想あるいは説明文があり、その後密林の如くアフィリエイト・リンクがみっしりと貼られている。流入する閲覧者数もかなり多いはず。ブログB作者は、公式トップ・ブロガーとして、上記のようにスタッフ・ブログでも紹介されているように、ブログ・プラットフォーム上にていろいろな形で優遇されている。また現在検索結果でも例えば「イギリス 育児」や「イギリス 子育て ブログ」で上位に表示されている。恐らく「イギリス+キーワード」で多くの記事が検索結果に反映されていると推測する。

ブログBには3万人以上のフォロワーがいて、更新の通知を受け取っている場合も多いはず。このようなフォロワーは過去の投稿は既読で、主に更新通知を受け取って新規投稿を読んでいて、過去の記事が大量に削除されたことに気付かないかもしれないし、現在の疑惑も知らないだろう。ブログ・プラットフォームAのランキングで常に上位であるため、そして検索経由の訪問者も多いため、今回の事情を知らない「一見さん」の閲覧者も多く存在するだろう。新規訪問者は無論記事の大量削除や疑惑を知る由もない。アフィリエイトの性質上、即決でなくても、ある条件下で一定期間の買い物でも紹介料を得られる。現況で更新を続行すれば、それなりの収入があるのではないだろうか。

このサイトに広告を貼っていることもあり、私はアフィリエイトを否定しない。アフィリエイトで生計を立てようが、ちょっとした副収入を得ようが、お小遣い稼ぎだろうが、自分で創作したものをウェブで公開しているのであれば問題はない。読者が「広告やアフィリエイトがしつこい」と感じるのも、もちろん自由だが。ブログやツイッターで作品を公開して、人気が出たので本として出版するのは、今の時代クリエイターとして一つの方法であり、良いことだと思っている。でも、他人の創作物を盗用して商用利用するのは頂けない。もし今回の件で、ブログBが他者の創作物を盗用したことが明らかになれば、本の印税収入という形、そしてアフィリエイト収入という形で、不正に利益を上げていることになる。

ブログ・プラットフォームAはこのことを予見できなかっただろうが、複数のブロガーから報告があったのに、適切な対応をしなかったのは問題だろう。これは単なる一人のユーザーの問題ではない。Aが公式トップ・ブロガーとして認定し宣伝したブロガーに関する疑義。ブログBの作者に対し、Aを運営するC社は法人として、社会的信用とプラットフォーム内での便宜を与えている。これらは閲覧回数やフォロワー数の増加に寄与しただろう。読者も「Aを運営するCが公式と認める」ことで、更にブログBを信用することは容易に想像できる。そして本として出版された時、いかに話題となっているかは、ブログのPV数で示しただろう。報告があるまでは「知らなかった」で済むかもしれないが、報告を受け取った後、パクリと十分に疑われるのに何もせず、後にパクリと明らかになった場合、もはやパクリの幇助者の立場にあるだろう。

多くの人にとって、ブログは自己表現の場で、自分の一部を曝け出すことでもある。それを盗用されたら、怒り憤りそして嫌悪感を覚えて当然。盗用された人の気持ちを察するとやりきれない。真相を知るのはブログBの作者であり、説明する道義的責任があるだろう。もしパクリ・盗用を行っていないのであれば、どうして当事者のみならず第三者の視点からしてそう思われる記事が多く存在したのか、またなぜ疑惑が浮上したら大量に記事を消したのか、誰しもが納得できる説明を果たすべき。そしてブログ・プラットフォームAを運営するC社、またブログ本を出版したD社も調査を行うべきだろう。