2015年ラグビーW杯

日本対南アフリカ

昨日、日本がラグビーW杯で南アフリカに勝った。これがいかに凄い結果なのか、比較するのは非常に難しい。サッカーで日本がブラジルに勝つ以上、喩えるとすれば、五輪でバスケットボールで米国に勝つ、あるいはアイスホッケーでカナダに勝つようなものだろうか。最後の数分はテレビで観ていて、不覚にも涙が止まらなかった。テレビで観ていて、興奮するのはサッカーなどだが、感動するのはラグビーだろうか。ラグビーは他のチームスポーツより流動的で組織的であるように思うし、常にチーム全員がそれぞれの役割を果たして、一丸として連携する必要があるせいかもしれない。

29対32と3点差をつけられた80分を迎える時点、そして過ぎた時点で、日本はペナルティー・ゴールで3得点を試み、試合を引き分けることもできたのに、敢えてトライを狙って勝利を求めて、スクラムを選択した。引き分けでさえ、十分に驚愕の結果なのに、これはものすごい度胸を要する判断。ミスでボールを失ったり反則を犯したりすれば、試合終了時間の80分を過ぎているので、南アフリカの勝利に直結する状況。もし負けたならば、大善戦したのは良いが、南アフリカと引き分ける千載一遇の好機を逃したと言われるだろう。その攻める心意気は素晴らしかった。

いかに南アフリカが反則で14人体制なったとはいえ、ミスがあれば負けてしまう展開で、スクラムから右側にまず動き、引き伸ばしたあと、左へと繋ぎトライを決める劇的な結末だった。もしこの試合を観た後で、ラグビーは面白くないと思う人がいるならば、会ってみたいもの。

《追記》

日曜紙の一面を見れば、この試合結果が英国でいかに大きなニュースであったかがわかる。

Sunday Times 一面
Obeserer 一面