2018年平昌五輪

カーリング

冬季五輪ではいろいろな競技をテレビで観るが、その中でもバイアスロンとカーリングをよく観る。ちょっと変わり者かもしれない。バイアスロンに興味を持つのは、子供の頃よくノルディック競技はテレビで観ていたのと、射撃の成功失敗で順位が大きく変動するところに醍醐味を味わうためなのかもしれない。カーリングは20年前の長野五輪の時に軽井沢分村で通訳ボランティアをしていたため、何かと思い出深く、また競技自体にも興味がある。チームで競われるスポーツであり、氷上のチェスと呼ばれる戦略性にも惹かれるものがある。

カーリングでは英国がメダル候補なので、BBCで生中継で放送されている。もちろん英国の試合。そのため、日本と英国が対戦しない限り、日本の試合状況はテレビではなく、世界カーリング連盟のウェブサイトで一投一投図になって表示されているのを見ながら追っている。チェスや将棋の棋譜のようになっていて、どのようなストーンを放ったのかが分かる。どのようなことが試みられたが記されていて、成功率として0・25・50・75・100の点数が与えられる。テレビではなく、図が自動更新されるだけなのだが、手に汗握りながら更新を待っている。

例えば、今日の女子の日本対スウェーデンの試合では、最後の一投までどうなるかわからず、緊張していた。同点で第10エンドを迎えて先攻だった日本は不利。でもスキップ・藤澤五月選手の2投目は日本のストーン2個を上手く配置した形になっていた。図で見た限り、スウェーデンの最後のストーンでは中心にドローするか日本のストーンを弾く選択があった。日本のストーンを弾くのであれば、ヒット・アンド・ステイ(相手のストーンを弾いて、自分のストーンは相手のストーンとぶつかった所に残す)では円の中心に一番近いショットにならず、ヒット・アンド・ロールにする必要があったよう。後者を選び、日本のストーンは弾いたが、その後にもう1個あった日本のストーンより中心から遠ざかっていった。

《追加》

上記段落について:昨日スウェーデンのショット場面の画像を見たらヒット・アンド・ステイでもよかった。

時差の関係で一番時間的に見やすいのは現地時間夜の試合。でも夜ふかしして朝の試合も観てしまっている。平昌で朝9時5分スタートは英国時間の0時5分。試合終了時には午前2時半を回ってしまう。残念なことに20日の女子の日本対英国の試合は現地時間の昼過ぎ、つまり英国時間の朝5時なので、朝型ではない人間には厳しい。

日本の女子チームは他の試合は7戦終わって5勝2敗で、あと1勝すれば準決勝進出という素晴らしい状況にある。男子は6試合終えて3勝3敗でかなり厳しいがまだまだ可能性がある。日本の両チームは結構積極的なカーリングなので、時としてハイリスクハイリターンなので図で追っているとハラハラドキドキすることがしばしばあるが、これからもどんどんそのカーリングで勝負してほしい。