ヨーロッパ短距離路線の飲食サービス

私は単純な人間である。ゆえに飛行機のエコノミー・クラスに乗って、食べ物飲み物がタダで提供されると、非常にありがたく思い、なぜだか嬉しくなる。もちろん飲食代は航空運賃に含まれているので、実際には無料ではないのだが、別途支払う必要がないとタダのように思えてしまう。国際長距離路線なら、大抵食事が付いてくるが、短距離だと飛行機会社によって違う。

ヨーロッパ内のフライトは日本の国内線と同じようなものと考えて良いだろう。LCC・格安航空会社では、食べ物飲み物は購入しなければならないが、レガシー・キャリアはどうだろうか。今年はこれまでに、ヨーロッパ内の移動の際、ブリティッシュ・エアウェイズ、フィンエアー、エール・フランスに搭乗したので、ちょっと比較してみたい。

ブリティッシュ・エアウェイズの英国国内線・ヨーロッパ路線のエコノミー・クラスでは、食べ物飲み物は購入しなければならない。つまり全て有料。メニューは英国のスーパーの Marks & Spencer の商品が中心。2017年10月の時点でコーヒーは£2.30。コーヒーを味わうためというよりも、眠気覚ましに飲んだのだが、結構美味かったし、価格も良心的だと思う。ロンドンの街中だとこれより不味いコーヒーが高いこともある。

4月に搭乗したロンドン〜ヘルシンキのフィンエアーのフライトでは、コーヒー・紅茶・水にブルーベリーのジュースが「無料」だった。それ以外の飲み物や食べ物は有料でメニューから選ぶ。ブルーベリーのジュースは深みのある赤ワインのような色で、これも美味かった。

エール・フランスでは7月にロンドン〜パリ〜東京を往復した。その際のロンドン・パリ間は非常に短いフライトだったのだが、軽食と飲み物のサービスがあって、びっくりした。さらに驚いたのが、飲み物のサービスにはアルコール飲料も含まれていたこと。短距離路線のエコノミー・クラスのサービスでこれほど太っ腹なのは、他にあまりないと思う。これはフランスのフラッグ・キャリアとしての矜持というか気概だろうか。

有料・一部無料・無料と三社三様。この中で飛行機会社の経営戦略として最も理に適っているのはどれなのか、興味深いところ。私は乗客として、軽食や飲み物のサービスがあるかどうかで、飛行機会社を決めているわけではない。価格、そして出発・到着空港と時間のほうがもちろん重要。