サッカー | CL決勝 | Barcelona 対 Manchester United(2:0)

2009年5月27日

試合開始から最初の数分は Manchester United がボールを支配し、Ronaldo を中心に攻撃を加え、得点には至らなかったものの、優勢かと思いつつ観戦していたら、10分、最初の攻撃で Barcelona が先制。Iniesta が強固な Manchester United 守備陣をすり抜け、Eto’o に繋ぎ、つま先で蹴ったボールがゴールに入る。

Manchester United は比較的長いパスで前に進み、左側を中心に Rooney と Ronaldo が攻撃を仕掛けるが、決定的機会には恵まれず、逆に Barcelona が球を支配すると、Iniesta と Xavi が主に短いパスの連繋でじわじわと攻め、Messi の機動性を活かそうとする展開が続く。それにしても Messi の素早さは目を引く。前半終了時、Barcelona 優勢。後半が楽しみ。

後半できるだけ早い時点で点を返さなければならない Manchester United は Anderson にかわり Tevez を投入し、攻撃力を加えたものの、ボールを支配する Barcelona の攻撃が続き、Henry や Messi に好機が続く。52分の Xavi の FK はゴール・ポストに当たるなど Barcelona の猛攻が続く。53分から Manchester United は攻撃に出るが、どうも流れを掴めない。

守備陣が万全ではない Barcelona は MF の強さが光り、ボールを支配しつづける。ゴールが必要な Manchester United は Park に代えて Berbatov を入れ、Rooney、Ronaldo、Tevez と Berbatov の「四天王」体制で臨む。しかし70分 Xavi からのクロスに Messi がヘッダーで合わせゴール。Barcelona が2点差とする。

試合を優位に運ぶ Barcelona は Henri から Keita に交代。72分 Manchester United に好機が訪れるが、ゴールにはならず、残りの試合時間が少なくなりつつある。Manchester United は Giggs の代わりに Scholes も投入。

残り12分を切り、Barcelona は Iniesta と Xavi が下がり守備体制に移行し、Manchester United に場所を与えない。Manchester United の必死の攻撃も実らず、Barcelona にカウンターの隙を与えてしまう。

試合終了

特に Iniesta の動きは素晴らしかった。ボールを支配して試合運びをほぼ完璧に制御する能力には感嘆せざるをえない。文句なしの結果。