サッカー | ベッカム頼みになるイングランド⋯⋯

2009年2月11日

中継されているとついつい観てしまうものにサッカーがある。

今晩はスペインとイングランドの親善試合があり、民放の ITV で放映されていたので、後半を観戦した。結果はスペインが2−0で勝った。ボールを保ち、緻密そして組織的で息をのむような試合運びで、長短のパスを組み合わせ、チーム全員一人一人の動きに意味があったスペインに対し、イングランドの場合、選手の連繋に綻びが目立ち、全体像が見えないチームだった。しかしそのイングランドの中で印象に残ったのが、素晴らしいパスを2回放ったベッカム選手の動き。怪我で全力の陣営とは言えなくとも、攻撃の要がベテランのベッカム選手というのも、イングランドにとって彼の役を果たす若手の不在を顕著に示す不安の種だろう⋯⋯。

やはり世界の頂点にあるほんの数国と「その他」の差を見せつけられたような試合だった。イングランドは弱くはないが、やはり世界のトップクラスとは言い難い。