英外務省 2万ポンドを Facebook ファン獲得に費やす

Facebook やツイッターなど、インターネットのソーシャル・メディアは、多くの人々の日常生活において、どんどん重要になってきている。そのため、外交の一環として、他国の人々へ直接メッセージを発信する手段としても利用できる。今後、他国の外交官や政治家と交渉するだけではなく、どれだけ自国の印象をソーシャル・メディア上でいかに良くすることができるのか、それも外交官の仕事となるかもしれない。

「アラブの春」まっただ中の2011年、英国外務省(正式には Foreign & Commonwealth Office 「外務・英連邦省」)は、在中東・北アフリカ各国の英大使館の Facebook ページのファンを2万人から15万人に増やすため、2万ポンドを投じていたことが、情報公開法に基づく公開請求に応じて開示された文書に記録されていた。確かに2年前、近世期の宗教改革と活版印刷との関連性を引き合いに、「アラブの春」はソーシャル・メディアによる革命という論が展開されていた。さて、実際に「ファン」や「いいね!」が増えたのか不明だし、もし増えたとしても、2万ポンド払った価値があったのか分からない。ソーシャル・メディアを外交の一環と捉え素早く反応した英外務省は結構したたかだったのか、それともあまり意味のない上辺の数字だけを増やしたのか、どうだったのだろうか。