SEO業者からのスパム・メール

2012年2月20日

ブログやウェブサイトを管理している人ならば、よく受け取るスパム・メールの中にSEO業者が送信したものも多いはず。特に英語でのスパム・メールは増加傾向にある。SEOとは search engine optimization の頭文字で「検索エンジン最適化」のこと。つまり、ブログやウェブサイトを、内容に関連する単語の検索結果の上位に表示させることを目的とする。ウェブサイトで物品を販売したりサービスを提供する会社や事業主はもちろん、インターネットで情報を確認する人が多くなった時代においては、店や会社の知名度を高めるためにも、検索エンジンの結果の上位に表示されることは重要。

別に頼んでもいないのに、メールを送りつけてくるような業者は、やはり使わない方が賢明だろう。どの業界もそうだろうがSEO業界には、信用に値しない業者が多くいる。ほとんどが、インターネットを介して行われるので、実際に相手の顔を見ることもなく、どのような人物か判断できないし、検索エンジンが認定した検定試験があるわけでもなく、専門家を自称する輩も存在する。

変なSEO業者と契約して、検索エンジンが嫌うような手法で検索結果順位を上げようとすると、逆に検索エンジンの知るところとなり、順位が低くなる恐れもある。まず、延々と長ったらしいカタカナの専門用語を使うような業者には、気をつけた方が良いだろう。また、とにかく被リンク数を作成すれば良いと考えているような業者には要注意。今後はソーシャル・メディアの時代だから、と「いいね」の数をなりふり構わず増やしたり、ツイッターを乱用するような行為も、結局は害となるだろう。そうも安く関連キーワード何位以内を保証するような業者も危うい。そして、最も危険なのは、企業秘密である検索エンジンのアルゴリズムを知っている、あるいは検索エンジン会社にコネがあるというような人物だろうか。

被リンク数の増加やソーシャル・メディアの活用などは、確かに検索エンジン最適化の一部だが、それ以上にSEO業者に期待するのは、サイトの分析とサイト上での最適化。これは、サイトは無駄なく素早く表示されるのか、ページは訪問者にとって見やすいのか、文章は分かりやすく書かれているのか、どのようにすれば訪問者はコメントを残したりソーシャル・メディアで共有するのか、といったようなこと。つまり、検索エンジン最適化とはサイトの向上である。例えば被リンク数のように、すぐに数値となるような結果ではなく、どれだけ中長期的に訪問者を増やし、収益を上げることができるかを最適化の主柱にする。短期での結果を求めるのであれば、広告による訴求の方がおそらく有効。

発注する側も、安易に、サイトがあるからとにかく最適化を頼む、ではなく、サイトの存在理由をはっきりとさせて、経営戦略全体の一部とみなし、サイトがどのような役割を果たすのかをしっかりと決めることが肝要。どのような客層を訴求するのか、ウェブサイトで何かを販売するのか、それとも知名度や購買意欲の向上を図るのか、確たる目的を持つべきだ。