スパムメール | 1250万分の1

2008年11月13日

毎日のように何百通もの迷惑メールが届く。実に多彩。言語も多く、日本語、英語、ドイツ語、ヘブライ語、ロシア語、韓国語と多岐に渡る。安く商品やサービスを提供します、手術します、宝くじにあたりました、良い人を紹介します、資金移動を手伝ってください、ログインページが変わりました、パスワードを更新してくださいなどなど、これはいくらなんでも引っ掛からないだろうというメールから、これはひょっとしてと思わせる内容まで千差万別。ワンクリック詐欺や変な商品を売りつけられるのも困るが、それ以上に厄介なのが住所や銀行口座番号などの個人情報を盗み取ろうとしている種のメール。最近は、このオンライン・バンキングのログインが変わりましたという類のメールが多く、受信したメールで読む限り私はかなり裕福で10行以上の銀行で口座を保有していることになる。

幸いこれまで騙されたことはない(と思っている)が、数回メールを読んでも真贋が分からなかったことが何回かある。自衛策として、このような場合は新しくブラウザーを開き自分で URI を入力して、メールの内容と一致しているか確認している。これまでに2回、メール文中のリンクをクリックしていたら、リンク先の偽ページの入力欄に自分で個人情報を記入し送信してしまうところだった。

どのくらいの確率で迷惑メールを送るスパマーたちは成果を上げているのだろうか、常々疑問だったのだが、カリフォルニア大学の研究者の報告によると約1250万分の1という数値らしい。それで充分儲けているという。

買わない宝くじにあたるはずはないのだが、当籤メールが届けばそれでもちょっと期待してしまう。危ない、危ない。これからスパマーの手口は巧妙になるだろうから、騙されないように細心の注意を払うことが今まで以上に必要になってくる。