ツイッター、デマ、みのもんた氏と『朝ズバッ!』

2010年7月2日

みのもんた氏がパラグアイ戦で PK を外した駒野選手の母から謝罪の言葉を引き出したと、実在しないやりとりがまるで事実のようにインターネット上、それも主にツイッター空間で流布された。デマ情報がいつの間にか多くの人に伝わり、確認もせずにさらに伝達され、そのうち多くの人にとって真実となってしまう。

数ヶ月前の話だが、フランスのサルコジ大統領夫妻2人とも不倫関係にあったなどという怪情報がツイッターで出回り、ついには既存メディアで報道されるに至った。事実無根だったが、これもツイッターを中心に広がった。でも、問題となったのは新聞が報道されてから。ツイッターと既存メディアの影響度と信用度の違いだろうか。

このよう件があるので、ツイッターが「悪」なのかといえば、そうでもない。ツイッターは情報伝達の方法であり、問題はやはりつぶやく人のモラル、ツイッターを読む人の所謂「メディア・リテラシー」と公人や企業の信用度。悪事に利用されることもありうるが、それは他のメディアでも同じこと。ただ情報の発信が簡単になったことで、受信する側は誰が信用に値するか、どれだけ事実らしいか用心して判断しないといけない。

今、仮にツイッターで「火星人飛来!!」とつぶやいても恐らく信じてもらえないだろう。しかし「英 BBC による」あるいは「米 CNN によると」と前書きしたらどうだろうか。信用度は高まるかもしれない。「朝ズバッ!」だったら、どうだろうか。火星人飛来はウソだが、「朝ズバッ!」だったらそのようなことを取り上げるかもしれないと思うだろうか。

今回の件はみのもんた氏という人物と『朝ズバッ!』という番組なら、こんなことをしても驚かないという先入観が多くの人にあったのだろう。だから事実確認をしない。信用というのは培うのは難しく、失うのは容易いということ?