Evening Standard 1ポンドで買収される

2009年1月21日

昼を過ぎると、ロンドンの多くの街角で売られている新聞がある。夕刊紙の Evening Standard だ。一部50ペンスで、帰宅の電車や地下鉄の中で読まれている。しかし無料で配布される夕刊紙 London Lite と London Paper に市場を奪われ、あまり業績がよくない。そのため、「カネの無駄遣いにはもってこい」とロシア人富豪で、元 KGB 諜報員の Алескандр Евгеньевич Лебедев 氏が1ポンドで買収した。Лебедев 氏は、ロシアの政権に対し批判的で、暗殺された Анна Степановна Политковская 記者が所属していた Новая Газета を保有している異色な存在。

さて、買収の交渉中だったのか、1月16日付の Evening Standard には、なぜ多くの裕福なロシア人がロンドンに住んでいるのかという記事が掲載されていた。