ドイツ | 偽装ハム

ドイツの食べ物と言えば、やはり豚肉。街の精肉店の外には、エプロンを着て微笑む豚が描かれた看板が立ち、「本日の特売品」を宣伝している。

豚肉製品は実に多種多様で、毎日食べても飽きないほど。しかし、そんな国民食のようなハムが偽装されていると、ドイツの週刊誌 Spiegel が報道した。ヘッセン州消費者保護省が調査した結果、Kochschinken 直訳すれば「調理されたハム」の68%が水増しや他の部位から削ぎ落とされた肉を混入する手法などを用いて偽装されていた。また、バイエルン州健康・食品安全局が検査したところ、Kochschinken の肉塊含有率は平均で60%だったという。特にレストランや宅配店などで、安い偽装ハムが使用されているらしい。

どこの国でも食品偽装はあるもの。本当に食むべきものか、消費者として自分の目でしっかりと判断しないといけない。