車の幅1.49メートル、車庫幅1.55メートル

2010年1月27日

ベルギーには Man bijt hond というテレビ番組がある。直訳すれば「人が犬を噛む」。犬が人を噛めばニュースにはならないが、人が犬を噛めばニュースになるということで、ちょっと変わった事象でニュースになるような話を指す。

観たことはないが、最近この番組で紹介された87歳の Eugène Breynaert 氏がインターネットで一躍有名になったという。Breynaert 氏はベルギーのフラームス=ブラバント州のリーデケルケ(Liedekerke)という町の住人で、幅1.49メートルの赤いフィアット・パンダの所有者。そして家の車庫の幅は車の横幅を6センチ上回る1.55メートル。それでも車庫にぴったり駐車する。その模様が放映された。プロデューサーが「もっと大きい車を欲しいと思ったことはありませんか」と尋ねたところ、Breynaert 氏は燃費もいいし今の車で充分との回答。

このコーナーが以下のようにユーチューブで紹介され、インターネットで有名になってしまい、フェイスブックにもファン・グループができた。しかし、本人はほとほとうんざりとしている。違う角度から撮影のため6、7回車を出し入れしたし、かなり疲れた模様。言語がわからないのに、ドイツから電話はかかってくるし、サインを求める人が家に来たりと、どこにも行けない状態になってしまった。このようになると分かっていたならば、「車を壁にぶつけていた」とも Breynaert 氏は言っている。

その他にも、この町をおもしろおかしく紹介したため、侮辱されたと感じている人も多いという。なお、蘭語圏ベルギーは町によってかなり発音が違うので、多くの番組に字幕がついている。