羊の国英国・豚の国ドイツ?

数日前、英国にはどれだけ牛や羊がいるのだろうかと思って調べたところ、2012年12月1日時点での飼養頭数は、牛972万6千頭、豚422万1千頭、そして羊2291万3千頭だった。頭数として、羊は牛の2倍以上だが、1頭あたりの大きさを考えて、重量であれば、どれだけの差があるだろうか。いずれにせよ、英国は牛肉と子羊肉(ラム)がよく食される国であり、歴史的に羊毛は英国経済にとって重要だったことを考えれば、英国は羊の国、あるいは牛と羊の国と呼べるだろうか。ヨーロッパで英国ほど羊が多い国は他にないだろう。

もし英国が羊あるいは牛と羊の国であれば、少なくとも肉という観点から、ドイツは豚の国だろう。ソーセージやハムだけではなく、豚ステーキやシュニッツェルなど、毎日のように豚肉が食卓にのる。そこで、ドイツの連邦統計局のサイトを閲覧したら、2013年5月時点の統計が掲載されていて、牛1258万7019頭、豚2769万0100頭という数字だった。羊に関しては、2012年11月時点の164万1千頭という数字が掲載されていた。牛の飼養頭数を正確に記録しているのは、いかにもドイツらしいところ。しかし豚2769万余頭という数字には改めて驚いた。牛の多くは乳用牛だし、羊毛用という羊も多く、処理されて食べられる前、あるいは食べられずに、生きている間にいろいろと人間の役に立つが、豚乳や豚毛ということもなく、豚はほとんど食用だろうから、肉の量として見た場合、この数字がさらに大きく見える。

ちなみに日本では、2013年2月1日時点、牛407万5千頭に豚968万5千頭が飼養されていた。