写真 | 英国散策 | リッチモンド・パーク

ロンドン南西部の郊外にある大きな公園であるリッチモンド・パークで撮影した写真を、年と被写体に分けて掲載しています。

 

リッチモンド・パークに生息する鹿の写真(2018年)

鹿:2018年

リッチモンド・パークで撮影した花の写真(2018年)

花:2018年

リッチモンド・パークに生息する鹿の写真(2017年)

鹿:2017年

リッチモンド・パークに生息する鹿の写真(2016年)

鹿:2016年

リッチモンド・パークで撮影した花の写真(2016年)

花:2016年

リッチモンド・パークに生息する鹿の写真(2015年)

鹿:2015年

リッチモンド・パークに生息する鹿の写真(2014年)

鹿:2014年

リッチモンド・パーク内のイザベラ・プランテーションの写真(2014年)

イザベラ・プランテーション:2014年

リッチモンド・パークに生息する鹿の写真(2013年)

鹿:2013年

 

掲載されている写真について

ロンドンのウィンブルドン・コモン近くに住んでいる。時間あって、天気良ければ、運動の一環として長い散歩をすることも。ウィンブルドン・コモンを通って、リッチモンド・パークを経て、リッチモンドまで数時間かけて歩くのがいつものルート。距離は約10キロメートルを少し超えるだろうか。リッチモンド・パークでは多くの写真を撮るので、その一部をこのサイト上で公開している。

リッチモンド・パークでいつも撮影したいと思っているのは鹿。この広い公園には、アカシカとダマジカ計600頭以上が生息している。アカシカは大きく、その名の通り、赤褐色の夏毛を有する。冬毛は灰色。雄には毎年、大きな枝分かれした立派な角が生える。ちなみに中国語でアカシカは「欧州馬鹿」というらしい。ダマジカはアカシカよりも一回り小さく、なんとなく可愛らしい。雄の角はへら状。多くの場合、ダマジカの夏毛は結構鮮やかな栗色に白い斑点がある。この場合冬毛は灰色にちかい色で、斑点は見えなくなる。他には、栗色の部分がやや褪せているが一年中白い斑点を有し続ける個体、全般に黒い毛、そして全般に白い毛の計4種類のダマジカが存在する。公園の敷地内には、鹿は野生動物なので「あまり近寄らないように」との注意書きが多く掲げられている。子鹿の生まれる季節(5・6月)や繁殖期(9・10月)には、距離を保った方がいいが、それ以外だと、大抵忙しく草を食べているか、ゆっくりと反芻している姿をよく見かける。よほど近づかないかぎり、逃避行動などの反応はないが、それでも人間が近くを通ると、首をもたげて危険がないかじっと見て確認することがある。自動車にも慣れている模様で、悠々と道を渡ることがある。公園内の最高速度が時速20マイル(約32キロメートル)と制限されているのと、夜間は通行禁止となっているためか、あまり衝突事故はない模様。この公園の鹿が敏感に反応すると言えば犬だろうか。多くの人が犬の散歩のために公園を訪れるし、犬も鹿を追い回そうとする。繁殖期の9月と10月になると、立派なカメラを持った人達が多い。雄のアカシカは縄張り主張や威嚇などのため、一日中頻繁に吠えるような鳴き声を出し、近くの雄も誘発されて鳴くので、まるでこだまのように鳴き声が公園中に響き渡る。時には雄2頭が並走して、相手の大きさを見極めたり、角で突き当って優劣を決めることがある。

鹿は動物なので、常に移動しているため、いつどこにいる分からず、散歩していても出会さないこともある。その分、植物は動かないので、撮影しやすい。リッチモンド・パークの南西部に位置する庭園『イザベラ・プランテーション』は、4・5月に咲き誇る躑躅・皐月・石楠花で有名。同じく春にはブルーベルが一面に咲いて新緑と綺麗な対比を織り成す。また、山茶花と椿の木が多く植えられているので、冬にも花がたくさん咲いている。一年中何かしらの花が咲いているし、様々な樹木があるので、寄るようにしている。

リッチモンド・パークには起伏があり、小高く見晴らしのいいところもある。公園のリッチモンド寄りにあるキング・ヘンリーズ・マウンドからは、約16キロメートルの距離にあるセント・ポール大聖堂が見える。これは保護されている景観。そのため、ロンドンの中心部で高層の建物を制限している。公園内の池や木を見渡せるし、位置によってはテムズ河、ロンドンの高層ビル群、そしてウェンブリー・スタジアムが見える。敷地内ある建物として、ロイヤル・バレエ学校が入居するホワイト・ロッジ、またカフェがあり結婚式の披露宴会場としてよく利用されているペンブルック・ロッジがあげられる。ペンブルック・ロッジ近くにも庭園があり、山茶花・椿・水仙などが綺麗に咲く。

鹿以外によく見かけるのが鳥類。幾つかある池には鴨や白鳥など数多くの水鳥がいる。また雲雀の生息地でもあるらしいが、一番よく見かけるのは黒いカラスと緑色のワカケホンセイインコ。昆虫類も多いと言うし、自生するキノコも豊富らしい。まさに自然の宝庫。

公園内には小屋のような茶店やトイレ設備(一部有料)が点在している。道路も通っていて駐車場も何箇所かあるが、車両に開放されているのは日中の明るい時間帯のみで、冬だと午後4時には閉門で通行できなくなる。歩行者は原則的に24時間自由に出入りできるが、年に2回ある鹿の頭数制限時期の夜間は歩行者も入園できないようになっている。公園直結の鉄道・地下鉄の駅はなく、公共交通機関であればバスを利用するのが便利。色々なルートがあるが、鉄道・地下鉄リッチモンド駅から、371番キングストン方面の American University 停留所で降りるとリッチモンド門に近く、または371あるいは65番キングストン方面の The Dysart 停留所がピーターシャム門に近い。英語の公式サイト www.royalparks.org.uk/parks/richmond-park に地図などが掲載されている。