言語が飛び交うブリュッセル南駅の朝市

ブリュッセルの日曜日は朝市に行く日。バスに乗って南駅(Gare du Midi)に着くと、そこは雑踏。出店の多くからマグリブの雰囲気が漂う。まず「イェーッラ、イェーッラ、イェーッラ」と聞こえる売り子のかけ声。たぶん、アラビア語だろうが、日本の「いらっしゃい、らっしゃい、らっしゃい」となんとなく似ている。そして「1ユーロだよう、安いよう」と絶叫に近い声が届く。

ベルギーは仏蘭二カ国語が公用語なので、店に行くとどの言葉で話しかけるかちょっと戸惑う。フランス語もオランダ語もほぼ同じほど下手なので、ちゃんとした会話は成り立たない。そのためか、途中で仏語から蘭語、蘭語から仏語になることもある。

パンを売っている店があって、商品の名前と値段は全てオランダ語

店【蘭】次の方どうぞ。
私【蘭】こんにちは、あのパンを一塊ください。
店【蘭】はい、このパンですね。薄切りにしましょうか。
私【蘭】お願いします。(店員、パンを機械に入れて薄切りにする)
店【仏】はい、どうぞ。2ユーロ30セントになります。(なぜここでフランス語?)
私【仏】はい。(5ユーロ札を渡す)
店【蘭】おつり、2ユーロ70セントです。(オランダ語に戻った?)
私【蘭】ありがとう。

似たようなことが鶏肉専門店でも起きた。