ベルギー | ベルギー人・フランデレン人・ワロン人:他国のベルギー像

2010年10月20日

ベルギーで行われた自己認識の世論調査によると、ベルギー国民のうち、まず「自分はベルギー人」と答えたのは約44%らしい。続く26%がフランデレン人と己を認識し、「世界の市民」と「ヨーロッパ人」が各11%、そして「ワロン人」と答えたのが約4%という結果になっている。

やはりフランデレンの方がベルギーという国家に対し懐疑的ということだろう。仏語圏ワロン地方では55%が「ベルギー人」と答えたが、蘭語圏フランデレン地方では37%。フランデレンだけ見れば、自分は「フランデレン人」と答えた人が45%と「ベルギー人」を上回っている。

そして自国に対して好印象を持つベルギー人は24%、そして悪印象は38%となっている。よくこれまで持ち堪えたものとも言える?

さて他国の人々でベルギーにもっとも好印象を持っているのがロシア(60%)、インド(49%)と中国(48%)。逆に悪印象が強いのが米国(12%)と隣国フランス(13%)となっている。ちなみに日本人は17%と低め。

6月の総選挙以来、未だに新政権発足の道程が見えないベルギー。大丈夫?