ベルギー内閣総辞職

2010年4月26日

先日の『ベルギー | 政治危機再び』にも書いた通り、B-H-V という選挙区を巡り対立が深まっていて、与党の1党である Open Vld が連立を離脱し、首相が辞意を表明していたベルギー。ここ数日、なんとか妥協点を見出そうとして、首相の辞任を保留していた国王だが、Didier Reynders 氏が仲介者役を辞したこともあり、Yves Leterme 第2次内閣総辞職を受理。報道によれば6月にも総選挙が行われるらしい。現在の選挙区は違憲ともあり、このままでの選挙では次期国会そして政府の正統性も問われそうで、ベルギー、またしても解体の危機に直面しそうだ。