英語ノート | million, milliard, billion

2008年12月6日

最近やけに大きい金額が紙面を飾っている。兆単位の金についての記事を読むと、想像の範疇を超えてしまう。数億円なら「大きな家を買う」などあれこれ使い道も考えられるが、数兆円となると一体何に使えるのか、想像力不足のせいもあるだろうが、全く思い浮かばない。

日本語では一十百千万億兆⋯⋯というふうに数が増えていくが、英語でも one, ten, hundred, thousand, million ... とあがっていく。しかしこの次は米国英語か古い英国英語で分かれてしまい、billion は1,000,000,000(10億)か1,000,000,000,000(1兆)となる。アメリカの billion は million にゼロが3つ更に並び1,000,000,000(10億)となり、現在はこの数値が billion として英語圏ほぼ全域で定着していて、英国の官庁やメディアも「米国式」に数えるのだが、時々1,000,000,000(10億)が thousand million あるいは稀に milliard と呼ばれ、billion は1,000,000,000,000(1兆)なので、報告書などを読んでもどちらかわからないことがある。このため trillion 以降もゼロの数に違いが出る。

これは英国の中学・高校の数学教師のせいだ。彼曰く、かならず British billion か American billion か確認すべし。アメリカの billion の方が小さいし1ポンド1ドル以上なので、アメリカの方が billionaire になりやすいとよく言っていた。

ちなみに他のヨーロッパの言語では英国英語のようになっている。例えば仏語では million, milliard, billion で、独語でも Million, Milliarde, Billion となっている。

あれこれ言ってもこれらの数字は「想像の域を超えている」ので、ただ単に分かったつもりでいられる安心感を得たいだけ。