スウェーデン語:叔父・伯父

小さな発見であり、殊に取り上げることでもないが、英語のテレビ番組をスウェーデン語の字幕つきで観ていたら uncle(叔父・伯父)が morbror あるいは farbror と訳されていた。日本語の「叔父・伯父」は親と「おじ」の兄弟関係によるのに、スウェーデン語では、morbror(母の兄弟)か farbror (父の兄弟)とどちらの親の兄弟かで呼び名が変わる。オンライン辞書で検索するかぎりデンマーク語やノルウェー語でも onkel となっているので、少々変わっている。

また他の家族も「父の」「母の」「兄弟の」「姉妹の」というように構成されている。父方の祖父は「父の父」で farfar、母方は「母の父」で morfar、甥っ子は「兄・弟の息子」で brorson、「姉・妹の息子」で systerson と言った具合だ。

スウェーデンの家族観を反映しているのだろうか。